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第10話
ついに登場したゲント隊長の家族。ご存命で良かった。
そして登場する親子怪獣。人間と怪獣。二組の親子の話が展開される。
出演キャストの所に「赤ちゃん」で「越ちゃん」っていう子がいたけど、これってもしかして越監督のお子さん!?
自分の子供を出演させる監督特権である。
ご家族登場
子持ちであることをプッシュされておきながら今まで写真でしか登場しなかったり、結婚指輪をはめるゲント隊長の表情が重い感じだったり、エミがご家族へと言って花束を買っていたりと。
実は亡くなってる?とか家族関係が良くないのかな?とか色々言われていたものの、今回ついに登場。
仲睦まじい家族だし、家事のお手伝いをしたり家族サービスをしたりと良い父親だった。ブレーザーのせいでお手伝いのはずが余計な仕事を増やしてしまったけどw
一方でゲント隊長は家族には自分は施設科に所属している。と嘘をついていることが判明。
心配させてしまうから最前線にいます。とは言えなかったんだろうな。同時視聴のリスナーさんからSKaRDは特殊部隊だし。いう話があったけど確かに特殊部隊の一員だ。とは言えないよね。
施設科にいるってことは結婚前から嘘をついていたのかな。それとも子供が生まれてから異動させてもらった事にしたのか。気になる。
施設科にいることにしている程でありながら、ちゃんとアースガロンは副隊長とヤスノブで出撃。周辺地域の安全を最優先しろって指示送ってるのは流石だなって思ったw
今回の主役ヒルマ・ジュン
今回登場のゲント隊長の息子さん。ヒルマ・ジュン君。
久々の休みにお父さんからどこかにお出かけしようか。と言われて怪獣の卵を見に行きたい。というとんでもない事を言い出す。無邪気というか肝っ玉が据わってるというか。
初めはお父さんの仕事場を見に行きたいのかな。って思ったけど、お父さんは施設科にいることになってるし、単純に怪獣に興味があるみたいだね。
最初にブレーザーの動画を見ていてお父さんからブレーザーかっこいいよな。って言われても反応が薄かったのも見ていたのはブレーザーじゃなくて怪獣の方だったんだろうな。
そして子供ながら考え方がしっかりしてる。デマーガ親子を容赦なく攻撃する防衛軍に対して、それが防衛軍の仕事っていうことをちゃんと理解した上で、でもあの怪獣だって赤ちゃんを守りたいだけでしょ?守りたいのは防衛軍も怪獣も同じでしょ。ってお父さんに言えるのはすごい。単なる憧れや綺麗事じゃなくてしっかりお互いの立場を理解した上で自分の疑問を言える。君一体何歳?私INABA30超えてますけど、この子の方が考えが大人ではと思うぐらいしっかりした少年だった。
ブレーザーに変身するべくその場を離れるゲント隊長からお母さんを託されて、ちゃんとお母さんを引っ張って歩いていたし強い子やな。将来のSKaRD隊員の片鱗が見えるね。
子役の方の演技もすごい良かったし、色んな意味で将来のウルトラマンになりそう。
どっちが悪役?
デマーガ親子の出現に迎撃を開始するSKaRD。
とはいえ、今回は参謀長も自ら参戦して迎撃というか親子共々殲滅というかなりの強硬手段に出ることに。
飛んでくる無数のミサイルやアースガロンの攻撃からただひたすらに子供の盾になるデマーガ。そのデマーガに対してトドメを刺さんとゆっくり近づいていくアースガロン。
もはやどっちが悪役なんだか・・・。
アースガロンがやけに恐ろしい印象だなって思ったら、今回のアースガロンは黒目の部分が無いんだね。これによっていつもの愛くるしさが無くなって凶悪さが全面に出ている感じ。目玉一つでこんなに変わるものか。
以前の話で「生きたいという願いは何者にも犯せない絶対の真理」と言っていたのに、子供を守ろうとしている怪獣にコレである。しかも今回のアースガロンの搭乗者はまさにその心理を語った副隊長というね。
まぁ、副隊長は人間を守ることが仕事とも言っていたし、デマーガ攻撃指示を出す時もためらってるような間があったり、デマーガの姿に悲痛な表情を浮かべていたりと思うところはあったんだろうなと思うけど、ヤスノブよw
すごくいい笑顔で攻撃しまくるヤスノブ。完全に悪役である。デマーガはデマーガで子供を身を挺して守りつつ、攻撃がやんだ一瞬の隙を狙って反撃、そこから形勢逆転してアースガロンをボコボコってやってることがヒーロー側なんだよな。ほんとどっちが悪役なんだか・・・。
学んでいくブレーザー
今回もゲント隊長の体を借りたブレーザー。そこで見ていたのは人間の赤ちゃんの映像。食物の次は赤ん坊に興味を持った?人間を知る上で人間の始まりに興味が出たのか。
一方で怪獣の赤ちゃんに対してはベビーデマーガが生まれた時点からストーンが反応を始めているあたり、狩猟対象としか見てないんだろうか。ゲント隊長が変身の時にわかったわかったみたいな反応をしてたのも早く俺を出せ!って思ってたんだろうなって思う。でも、ブレーザーブレスが出現したのは親デマーガが現場に現れてからだから、ベビーデマーガに反応していたのは「子供がいるなら親がいるはず。早く出てこい。」って感じで大物を待ってた可能性も・・・。
今回の相手はこれまでの怪獣と違って、果たして倒してしまっていいのかという相手だったけど容赦なく葬ろうとするブレーザー。それを必死に止めようとするブレーザー。おそらく内部でブレーザーとゲント隊長の意思が喧嘩していたんだろうけど、はたから見れば自分で自分を殴っているという不思議な状況。けんか手ぶくろかな?
いつぞやのケンゴとトリガーダークみたいなことがブレーザーの内部で行なわれていたと思われるけど、これで変身時はブレーザーの意識が表に出ていたことがわかりましたね。そして今まではゲント隊長もブレーザーの意思を尊重していたけど、今回ついに二人の意思がぶつかりあった。ってところなのかな。
ドルゴの時は御神体をもとに戻せば解決だ。ってことがブレーザーにも分かっていたから喧嘩しなかったけど、今回は単なる怪獣出現だからブレーザーとしては怪獣は殲滅だ!ってなって、息子の思いを聞いていたゲント隊長と考えにズレが生じたか。
でも最後はゲント隊長の意思を尊重したのか、スパイラルバレードを温かい繭に変化させてデマーガ親子を地中深くへと帰してあげた。これでブレーザーは倒す以外の選択肢を学んだというわけだ。
良くも悪くもブレーザーは本能に忠実というか子供のように純粋なんだろうな。だからこそ色んな物に興味を持って学んでいこうとしているのかもしれない。史上初の子育て系ウルトラマン来るか。子育てをしていたら、もう一人めっちゃ大きな子供ができたでござる。
久々の参謀長
久々の顔見せとなった参謀長。まぁ、前回も無茶振りしていることは語られていましたがw
今回はゲント隊長の不在に自ら指揮を取る。現場担当の責任者が不在だし妥当なところか。それ以外の人が指揮を取って手柄挙げてSKaRDの序列が下げられても困るしね。
ただ、周辺住民の安全を考えたゲント隊長の指示を無視して遠距離ミサイルによる強硬策に撃って出るのはさすがタカ派。本人は前々からブレーザーより先に怪獣を倒せ。って言っているし、自分が指揮する以上、生ぬるい攻撃でブレーザーの出番を与えるつもりはないって事なんだろうか。とはいえ、いくら怪獣がいるからと言ってアースガロンも巻き込んだミサイル攻撃をするのはどうなのよ。ついでに民間人が多く集まっているのに避難指示よりミサイル攻撃の指示が先っていうのもどうなのよ。更に言うなら怪獣の卵がある山に普通に民間人が入れちゃうってどうなのよ。まぁ、現場封鎖は参謀長関係ないかもしれないけど。
深読みだけど、ゲント隊長が現場にいない今ならブレーザーも現れないと知っているって可能性無い?だからこそ自分が指揮を取ってブレーザーに頼らず怪獣を倒せることを証明したかった。とか。
最後に浮かべていたニヤリとした笑みの真相は一体・・・。
次回
宇宙から宇宙電磁怪獣ゲバルガが登場。
再び参謀長が顔を出し、同格か上官っぽい人も登場。
更にはブレーザーが敗北したのではと思えるような描写もあったりで、話数的にも中盤の山場が来そう。
隕石が開く時、破滅が顔を覗かせる。と言っているけど、まさか根源的破滅招来体関係か?