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第15話
初代ぶりの出現となるガヴァドンの復活回。プレミア発表会でも登場して期待が高まっていたけど、満を持しての登場。
ヒルマ家
今回も休日だったゲント隊長。なにげに隊長の休日がしっかり描かれるのって珍しいような・・・。
久々の休みということで息子のジュン君を遊びに誘うもたまの休みなんだから無理しなくていいよ。休んでいればいいよ。などとあしらわれる隊長。
デマーガの回では大人びた子だと思ったけど、学校のプリントに書かれていた落書きを見たお母さんが「ようやく子供らしい事をしてくれた」と言っているあたり大人びた子というより大人びるしかなかったというか、無理に背伸びしちゃってるのかな。って感じ。実際友達やガヴァドンと関わっている時は年相応の無邪気を見せているし。
ゲント隊長としては家族サービスをしっかりしているつもりでも、ジュン君には無理をさせてしまっているのかね。思えば今回の家族サービスの提案も隊長から一方的に提案されている感じだったけど、元からそういうスタイルなのか、それともジュン君が自分を押し殺してしまうからそうせざるを得なくなったのか。ガヴァドンの側にジュン君がいるのを見てすぐさま俺がいく!って飛び出していったりとジュン君への愛情は間違いなくあるんだけどね。
ヒルマ家。まだまだ波乱がありそうである。息子の運動会の日程を勘違いしてた上に運動会の写真に気づかなかったなんていう爆弾も提示されてたしね・・・。
しかしゲント隊長。いくらリモート会議だからといってズボンを履かないのはどうかと思いますよ。しかも、切り忘れて隊員にパンツ晒しちゃってるし。ていうか、リビングでリモート会議してるよねこれ。家族がいる前でパンツ一丁なのはどうかと思いますよ。
ガヴァドン
不思議なクラスメイトのアラタに誘われて怪獣の絵を描くジュン君。
ジュン君の描いた絵に宇宙線が降り注ぎ、実体化したのが怪獣ガヴァドン。
今回ガヴァドンの表現すごく良かった。宇宙線が降り注いで絵が鼓動し始めるところとか、夕方になって実体から絵に戻っていく時のCGとか、ジュン君たちが絵に描いた果物を食べていく描写とか、すごい細かい所で絵と実体を行き来するガヴァドンを上手く描いていたと思う。
そんなガヴァドンを面白がった子供たちはガヴァドンをもっと大きく描いていく。初代では土管に描いていたけど今回は紙を何枚も繋げて大きくしたりとか、河原の土に描いたり。今どき土管って見ないし、人様の物に勝手に絵を描くのはマズかったのかな。といっても、今回ガヴァドンを描いてたアラタの秘密基地は他人の土地を勝手に使ってるみたいだけど。
そして河原に大きく描いたガヴァドンはビル街のど真ん中に現れてしまう初代オマージュ。ガヴァドンとしては昼寝をしているだけなものの、いるだけで危険という理由で攻撃される初代オマージュ。
しかし、ガヴァドンのぷにぷにボディによって防衛隊が降下した爆弾をぷにょ~んと弾き、ブレーザーの攻撃もぷにょ~んと弾き、チルソナイトソードの雷撃すらなぜか吸収して受け流せる。よく見たら爆撃の炎でもダメージを負ってる感じしないし、どうなってんだこのボディ・・・。まさかガヴァドンのチャームポイントであるぷにぷにボディが鉄壁の装甲になるとはだれが予想しただろうか。ガラモンもそうだったけど、そんなに厄介じゃないと思われる存在の特徴を昇華させて厄介な存在にするのがうまい。
スパイラルクレーンゲーム
そんなガヴァドンに対して、倒すことよりも子供たちから引き離すことを優先するブレーザー。しかし無尽蔵の体力からいくら引っ張ろうとしても頑なに動かないガヴァドン。ここでブレーザーが取った手段は・・・スパイラルクレーンゲーム!どうなってんだこれwわざわざスパイラルバレードをクレーンゲームのレバーに変化させて地面に突き刺したのはいいとして、上のクレーンアームはどっから出てきたwしかもガヴァドンのツルツルボディでアームが滑って落ちてしまうというwちょっとこの店握力弱めですねぇ・・・。しかもこれを見ている時の副隊長とヤスノブが完全にクレーンゲームを遊んでいる人というw
なんだかんだ第二話以降大人しかったスパイラル大喜利だけど、ここへ来てとんでもないものをやらかしてくれたなwゲント隊長の発想力は底が見えない・・・。
ていうか、これまでの描写を考えるにスパイラル釣り竿とかスパイラルクレーンゲームとかはゲント隊長の発想って事でいいのよね?釣りはともかくウルトラマンの母星にクレーンゲームの文化があるのはちょっと想像しづらい・・・。
しかい、公式でクレーンゲームなんてやったわけだし、実際にガヴァドンでプライズぬいぐるみとかつくらないかなぁw
ウルトラマンファンならほしいし、ウルトラマン知らなくても可愛いから人気になりそうwそのクレーンの横で今回のスパイラルクレーンゲームの映像流しておけば大ウケすると思うんだよねw
結末
チルソナイトソードの一撃も効かずクレーンゲームでの移動もだめだったガヴァドンを前にヘットヘトになるブレーザー。
なにげに空が明るい内に変身して夕方まで活動している上にヘトヘトだけどカラータイマーは点滅していないというかなり珍しい描写。ブレーザーの変身時間の制限ないんかな。それに体力の消費とカラータイマーは比例しないのか。
でも最後は子供たちが自分たちの楽しさのためにガヴァドンを大きくしすぎたことでガヴァドンを傷つける事になってしまったという事を自覚。子供たちからの謝罪にガヴァドンも思うところがあったのか、抵抗をやめて大人しくブレーザーによって空へ運ばれていった。
最後にガヴァドンが星になるっていうのは初代オマージュですけど、初代の時は子供たちは自分の過ちに全く気が付かなくてガヴァドンに謝るどころか、ウルトラマンに対して帰れー!と罵声を浴びせ、ガヴァドンがいなくなったら次の怪獣を作ればいいと言わんばかりに大量の怪獣の落書きを描き始める始末でしたからね。それに対してジュン君たちは無邪気さからガヴァドンを大きくしていくけど最後はガヴァドンの事を全く考えていなかった自分たちの過ちを謝罪している。初代オマージュで子供の純真さや無邪気さを描きつつも、初代はそこに無責任さを描いていたのに対して、今回はガヴァドンとのコミュニケーション不足と自分たちが起こしたことへの謝罪、責任を描いている。初代オマージュはしつつも、ブレーザーの色をしっかり加えて初代をなぞっているだけにはならなかったのが良かったですね。
見ながらゲラゲラ笑ってたのに、最後にしんみりさせていくスタイル。前回もそうだったけど感情が忙しい・・・。
次回
地底から怪獣が現れた時、押し込められていた心の蓋が開く。とかいう不思議なナレーションだったけど、あらすじを見るに大きな穴を覗き込んだ人が錯乱状態に陥ってしまう事件が発生する模様。そして調査中にSKaRDの面々もその餌食になってしまう。
なんだその深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだみたいなあらすじは。クトゥルフ神話かなんかですかね。そしてそんなホラー気味なあらすじとは裏腹に出てくる怪獣は愛嬌すら感じる怪獣。なんだこのアンバランスさ。そしてSKaRDメンバーの大半が行動不能に陥ったことで対話型AIを載せたアースガロンでエミが単独で出撃する。例の石田彰AIが登場ですね。
あらすじと映像が全然噛み合っていない気がするけど、どんな話になることやら・・・。