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【PR】SOUNDPEATS Space ワイヤレスヘッドホンレビュー 7000円で買えるとは思えない完成度 最初の一台にオススメ 外音取り込みは厳しいか

※この記事はSOUNDPEATSさんより商品を提供されております。

レビュー依頼が来た

オーディオを専門とするメーカーSOUNDPEATSさんよりレビュー依頼のメッセージが来ました。

てことで今回はコチラ。

SOUNDPEATSさんのヘッドホン「Space」をレビューしていきます。

SOUNDPEATS Space 特徴

・40mmドライバー搭載
・アクティブノイズキャンセリング&外音取り込みモード搭載
・123時間連続再生可能
・快適な装着感

・低遅延ゲームモード搭載
・マルチポイント対応
・ENCノイズキャンセリングマイクで通話にも対応
・7000円で購入できるお手頃価格

近年Amazonでよくあるお手頃価格で色々詰め込んだ系の密閉型ヘッドホン。
数年前に別メーカーの似たような商品を使ったことがあるけど、それの音質はそれはそれは酷いものでした。まるで音楽がビニール袋に包まれているような、自分と音の間に薄い膜が張られているようなそんな感じの音質でした。

以降、この手の商品には触ってこなかったのですが、はたして。

・・・結論から言うと、7000円にしては高い完成度でした。

SOUNDPEATS Space レビュー開始

評価(4/5)

ココがおすすめ

  • 十分音楽を楽しめる音質
  • 使用に耐えうるノイズキャンセリング
  • 長時間バッテリーで充電の手間が少ない
  • マルチポイント対応
  • これが7000円で買える

ココがダメ

  • 夏場や長時間の使用は厳しい
  • 外音取り込みは厳しい
  • ASMRには微妙

音質

音楽を聞く場合

正直言って驚いた。

上でも書きましたが数年前に似たようなヘッドホンを買った時は薄い膜に包まれたようなひどい音質に落胆したものですが、これは薄い膜に包まれているとか遠くから響いているとかそんなことはなくクリアで普通に音楽を楽しめる音質だと思います。

私が普段使っているオーディオテクニカのATH-HL7BTやTechnicsのEAH-AZ60に比べると劣る感じはしますが、これらは価格帯が二段階ぐらい違うので比べるほうが酷というもの。

例えば私が最近良く聞いている曲に「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の主題歌である「FREEDOM」という曲がありますが、この曲の最初のサビが終わった後のイントロの部分でドラム(だよね?)の音が響くパートがありますが、このドラムの音がATH-HL7BTやEAH-AZ60だとドラムだけが突き抜けてきて心地よいのですが、SOUNDPEATS Spaceだと他の音に混じってドラムが聞こえてくるというような感じ。

この動画の42秒あたりからの音

とはいえ、注意して聞いて「そんな感じがするなぁ」という程度なので、正直1万円以上安いのにこれだけの音が出せるのは驚いた、

耳の肥えた方なら色々あるのかもしれませんが、私には普通に音楽を楽しめる音質です。

ASMRを聞く場合

私がイヤホンやヘッドホンを使うのは音楽だけでなく、耳かきやシャンプーなどのASMRを聞くためにもよく使っております。

てことでSOUNDPEATS SpaceでASMRを聞いてみたのですが、これは正直微妙でした。

というのも普段使用しているイヤホンだとシャンプーは後頭部や頭頂部をゴシゴシされてる感覚があり、耳かきは奥の方をカリカリされている感覚があるのですが、このヘッドホンだとシャンプーはうなじから襟足の部分をゴシゴシされてる感覚になり、耳かきは浅いところをカリカリされているだけという感じになって物足りなさがあります。

おそらく耳の中にいれるイヤホンと耳の外につけるヘッドホンの違いなのかなと思いますが、ASMRを聞くには微妙です。

ノイズキャンセリング&外音取り込み

ノイズキャンセリング

試しにノイズキャンセリングを使って町中を歩いてみたら、ノイズキャンセリングの効果は確かにありました。

街の喧騒が聞こえなくなって騒がしい環境でも音楽を楽しむことが出来ます。ただ、圧倒的な静寂とまではいかなくて車の走る音やエンジン音などは普通に聞こえてきます。これがEAH-AZ60だと本当に何も聞こえないレベルの静寂なのですが、流石にそのレベルにはならない模様。値段が違いすぎるしね。周りがやかましくても音楽に集中したいという目的には問題ないでしょう。

逆にあまりにも静かすぎるとそれはそれで危険なので、このぐらいの方がいい塩梅なのかも?

外音取り込み

外音取り込み機能の方は、はっきりいって出来が悪い。

集音性は悪くないのですが、むしろ感度が良すぎるのか車のエンジン音や歩いている時の衣擦れの音を拾いまくる上に増幅させてしまうので常に不快な雑音とともに音楽を聞くことになります。家の中で使ってみるとパソコンのファンの音やエアコンの動作音をこれまた拾いまくって増幅させてしまうのでやはり不快な雑音が耳に入ってきます。

極めつけが外音取り込み用のマイクがヘッドホンの下部についているので襟の高い服や、フード付きの上着などを着ていると服とマイクが接触してしまい、常にガサガサという雑音に悩まされます。これは要改善ポイントですね。

装着感

普通。

参考までに私の帽子のサイズはおおよそ61~62センチですが、例えば側圧が強すぎて頭が挟まれるとか、小さすぎてイヤーカップが耳に届かないとかそんな事はありません。なんて快適なんだ!と驚くほどではありませんが、キツすぎて付けてられないということもない。いい塩梅だと思います。

なお、密閉型&皮製イヤーパッドなので熱は籠もります。今はまだまだ過ごしやすい季節だからいいですが夏場の長時間装着は厳しいでしょう。また、密閉型なので耳を完全に塞がれる感覚があります。もっとも、これはこの商品に限った話ではなくて密閉型ヘッドホン共通の問題なので割り切るしかありません。

余談ですが私が家では普段開放型のヘッドホンやオープンイヤータイプのイヤホンを愛用しているのはこの籠もる、蒸れる、塞がれる感覚が嫌いだからでもあります。SOUNDPEATSさんも耳掛けイヤホンは作ってるけど、開放型ヘッドホンは作らないのかな。

なお、公式では重量264gで軽量。と謳っておりますが、近年のワイヤレスヘッドホンだとそこまで軽い部類ではなく普通の部類です。参考までに開放型ですが私が普段愛用しているオーディオテクニカのATH-HL7BTは約220gです。軽量を謳うなら250gは切ってほしいところ。

123時間連続再生可能

通常モードで123時間。ノイズキャンセリングモードで60時間の連続再生が可能。

送られてきたときにはすでに充電が100%だったので充電せずに使ってますが、一日大体1~2時間の使用で1週間経っても未だにバッテリーは98%の表示。

たしかにバッテリーの持ちは良いようです。

低遅延ゲームモード

試しにバンドリをゲームモードでやってみたところ、有線イヤホンと変わらない感覚でプレイすることが出来ました。

以前Bluetoothヘッドホンでやってみた時は明らかに曲とノーツがあっていなくて遊べたものではなかったのですが、これは問題ないですね。

マルチポイント対応

2つの機器に同時に接続して状況に応じて自動で機器を切り替えてくれるマルチポイントに対応。

例えばあらかじめスマホとタブレットに接続しておくことで、タブレットでYoutubeを見ている時にスマホに着信が来た時に接続先を切り替えたり、ヘッドホンを外したりすることなくそのままヘッドホンで通話ができ、通話が終わったら自動的にタブレットに接続してYoutubeの続きが見れる。なんてことが出来るこの機能にも対応しています。

試しに手持ちのPixel7とiPad第10世代に設定してみましたが音声の切り替えなど、問題なく使えました。

一昔前はハイエンド機に搭載されたすっげぇ技術ってイメージがあったマルチポイントもお手頃価格で使えるようになりましたね。

ノイズキャンセリングマイクで通話にも対応

このヘッドホン自体に通話用マイクが搭載されているので、電話の着信やボイスチャットにも対応可能。
マイク音は若干こもっている感じはしますが、何を言っているか分からないということはないです。通話程度なら充分対応できると思います。

動画配信活動とかオンライン会議とか音質が求められるところでは別のマイクを用意したほうが良いでしょう。

総評

評価(4/5)

ココがおすすめ

  • 十分音楽を楽しめる音質
  • 使用に耐えうるノイズキャンセリング
  • 長時間バッテリーで充電の手間が少ない
  • マルチポイント対応
  • これが7000円で買える

ココがダメ

  • 夏場や長時間の使用は厳しい
  • 外音取り込みは厳しい
  • ASMRには微妙

てんこ盛りな機能に十分な音質と長時間バッテリーが組み合わさって、これが7000円で買えて良いんだろうか。と思えるレベルの完成度ですね。欠点は0ではありませんが致命的と言えるものはなく、ヘッドホンの最初の一台としておすすめできますね。

一方で、今現在イヤホンやヘッドホンを使っていて別のものを試してみたい。というのであればもう少し上の価格帯の物をオススメします。音質にしろノイズキャンセリングにしろ、上を見ればこれ以上のものはいくらでもありますし、このSpaceヘッドホンは実用に耐えうるレベルの性能をお手頃価格で提供するという商品なので他の商品と比べて劇的に違う!という感覚が味わえるものではないでしょう。

外見

外見。イヤーカップ外側。
今回はホワイトを提供いただきました。
イヤーカップには主張強めなSOUNDPEATSさんのロゴあり。
外見。イヤーカップ内側。
イヤーカップの内側にはLRの表記あり。
本体下部と付属品。
下部には各種ボタンと外音取り込みやノイズキャンセリングに使うマイク。
付属品は充電ケーブル、説明書、有線接続用ケーブル。
有線と無線で音質の違いは感じません。

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