ウルトラマンの話

『ウルトラマンアーク』第1話「未来へ駆ける円弧(アーク)」 感想

動画はコチラ

第1話

ついに始まったウルトラマンアーク。

いきなり怪獣がいて、大暴れして、ウルトラマンがいて。

あれ?見る動画間違えた?と思ったけど、すでにウルトラマンが登場して3ヶ月経っていた模様。

K-DAY

断片的に語られたK-DAY。

16年前に発生した怪獣災害で、国内に7体の怪獣が出現した。

そのうち1体だけ宇宙怪獣が出現し、その宇宙怪獣が残したのがモノホーン。

ちなみにその宇宙怪獣というのは事前に発表されているモノゲロスの事らしい。

16年前に発生したK-DAY。16年間放置されたモノホーン。そして三ヶ月前に出現したウルトラマン。

何か繋がっているんだろうか。

リンは防衛隊の施設にモノホーンを運べばいいのにって言ってたけど、それをしないのはなにか理由が?地下にとんでもないものが育ってるとか無いよね・・・。

宇宙寄生生物ウーズ

モノホーンの中から現れたイソギンチャクのような物体。宇宙寄生生物ウーズ。

いきなり飛び出たかと思えば、今回登場怪獣のシャゴンに寄生。本来であれば肉食であるシャゴンを岩を食べるという怪獣へ変貌させたほか、食事をしてエネルギーを餌によって巨大化していくウーズと共に宿主も巨大化していくという。

今回のメインヴィラン・・・になるのか?K-DAYはコイツを地球に送り込むことが目的だった?それともコイツが地球に現れたからK-DAYが起きた?

そもそも誰かに地球に送り込まれたのか、自分の意志で地球に来たのか。

巨大化したシャゴンから小型ウーズが大量に現れたことを考えると、怪獣に寄生するのはウーズにとっての繁殖方法なのかな。しかしその割には大量に増幅したウーズは大本が死んでしまうと全滅してしまう模様。繁殖方法としてはなんか変だな。あの大量発生したウーズは兵隊みたいなもので、あのデカいのが頭脳、司令塔なんだろうな。そして頭脳が死ぬと兵隊もまとめて死ぬ。でもこれって繁殖の方法ではないよなぁ。

今回は人間を狙っていたような描写もあったけど、人間は怪獣のような能力は持っていない。それでも人間を狙う意味は?

そしてウーズのデータはSKIPには提供されていない模様。防衛隊は何かを知っていて隠しているのか。

鎧甲殻獣シャゴン

今回の登場怪獣「鎧甲殻獣シャゴン」

獰猛な肉食怪獣であり、人や家畜を襲うためにSKIPでも警戒されていた怪獣だったけど、今回はどちらかというとシャゴンというよりウーズが問題を起こしていて、シャゴンは巻き込まれたように見える。被害者怪獣と言えるだろうか。

でも、個人的には怪獣も想像で生まれた存在なのかなって思ったけど、シャゴンは以前から存在を確認されていた怪獣らしい。となると自然に生まれた怪獣なのか。モノゲロスも宇宙怪獣みたいだし、想像によって怪獣が生まれた。という線が少し薄くなったか?

SKIP

のっけから市民にクレームを入れられていたSKIP。SKIPは怪獣を退治する組織ではなく怪獣災害を調査、研究、予防するための組織。なんだけど、どうやら市民には知れ渡っていない模様。あるいは、よく知らないクレーマーがいた模様。まぁ、現実のクレーマーも文句さえ言えれば自分の知識があってるかどうかなんて問題じゃないしね。で、間違えを指摘すると逆上するという。

怪獣災害を防ぐために地質学、機械工学、怪獣生物学のスペシャリストが揃っている。

シュウからは避難誘導は警察や消防に任せておけばいいのでは?ってツッコまれていたけど、怪獣災害の被害を最小限に抑えるために出来ることは何でもやる。というのがSKIPの信念。防衛チームではなく、戦闘力は持たないけど、人類の平和を守るためにSKIPも戦っているということがよく分かる一話だった。オーブのSSPにも通ずるけど、ウルトラマンと共に戦うというのは武力を持って相手に挑むだけではないんだな。

石堂シュウ

防衛隊からSKIPに出向してきた石堂シュウ。

彼によってSKIPにウーズの情報がもたらされた上にシャゴンやウーズに襲われピンチに陥ったユウマを助けるファインプレー。さらには身を挺してユウマの危機を救ってくれるなど、嫌なエリート意識もなく普通にSKIPの面々とは仲良くやっていけそう。

しかしコーヒーがないと取り乱すという設定を早くも存分に披露。唐突にSKIPにコーヒー要求するし、豆から挽かずとも普通のコーヒーマシンで十分とか言い出すし、コーヒーマシンどころかインスタントコーヒーすら無い事が判明すると「なんてこった!コーヒーがない職場が存在するとは!」とうろたえ始める始末。早くもギャグ要員確定か。

まぁ確かにインスタントやボトルコーヒーすらない職場って珍しいような。うちの職場でも来賓用にお茶とコーヒーは常備してるし、私物でボトルコーヒー持ってきてる人もいるしね。でも、普通のコーヒーマシンとか言ってたけど、コーヒーマシン持ってる時点で普通から一歩飛び出していると思うのよね。コーヒー豆から挽き始めたらそれはもうこだわりのマニアなのよ。そこに見解の相違というか、ある種の高慢さが見えたwそして物陰でお茶の入ったお盆を持ちながら震えているユピーである。

なお、この一件で懲りたのか改めてSKIPに出向になった際には自前でコーヒーマシンを持ち込んだ模様。

一方でウーズのこともなんか情報持ってそうなんだよな。コーヒーの話をする前に明らかに意味深なところがあったし、ウルトラマンの動画も撮ってたし、SKIP出向の裏にはなにか秘密を抱えていそうだ。

謎の巨人

今回冒頭から登場していたウルトラマンアーク。

なんと本編開始の3ヶ月まえから存在が確認されており、今回が初登場ではなかった模様。以前のアークはユウマと別人かと思ったけど、今回の描写を見るに以前のアークもユウマが変身していた模様。

第一話で主人公がウルトラマンに変身済みだった。というのはシリーズでも珍しいような。ウルトラマンが憑依しているタイプのウルトラマンだと第一話はウルトラマンと主人公の出会いになるのが鉄板だけど、そこを覆してくるとは思わなかった。

逆に第一話ではユウマとアークの出会いは全く描かれていなかったけど、その辺はここから明らかになっていくのかな。

個人的に最初の映像にモノゲロスがいたから、モノゲロスが出現する第3話でファーストコンタクトが描かれるんじゃないかと思ってるけど、どうなんだろ。

あと、ユウマが「また力を貸してくれるのか」って言ってたけど、アークが力を貸してくれないと変身できない?変身の主導権はアークにあるのかな。初期の帰ってきたウルトラマンみたいに機器が迫らないと変身できない?

もしかしたらアークとユウマは一体化していない可能性もあるのかな。

なお、これまでは謎の巨人扱いだったのが、今回の一件でウルトラマンアークという名称で呼ばれることになった模様。同時視聴のリスナーさんが言ってたけど、アークという名前は飛び立つ時に残した虹が由来として「ウルトラマン」という単語はどこから出てきたんだろう。最初にウルトラマンアークと呼んだのはシュウだけど、シュウがその場で思いついたのか、それとも防衛隊はウルトラマンという存在を知っていたのか。ここもなにか伏線だったりして。

それでいうなら、ここは深読みだと思うけど瓦礫に当たってシュウが気絶した後に、アークに救われた時には意識を取り戻してるのも怪しいような?目の前にアークがいて直ぐに動画撮ってるし、ある程度事態を想定していた?シュウはアークの正体に目星がついていたりするのかも。

3分間

ウルトラマンと言えば変身できるのは3分間というのがお約束。

なんだけど、その三分間を計って戦闘するとは。変身できるのは3分間と同時に、その3分間を無視するかのように戦闘シーンが長いのもお約束なのに、そのお約束に自ら突っ込んできやがったw

そしてきっちり3分ではなく、少しオーバーさせることによってだいたい3分ですよ。という逃げ道をしっかり確保しているという抜け目のなさである。

その3分間の戦闘もまるでワンカットで作られているかのような長回し。もしかしたら本当にワンカットなのかもしれないけど、アークが飛び立ったところとかで1回切られてるようにも見えるしどうなんだろ。だとしてもアークが飛び立つまでのシーンはワンカットだろうし、1分半ぐらいずっとカメラ回してるんだよね。

ウルトラマンで長回しの戦闘というと帰ってきたウルトラマンのムルチ戦を思い出すけど、やっぱり帰ってきたウルトラマンじゃないか!愛が溢れてますなぁ。

時間を計ったり、ワンカット長回しなだけじゃなくて、細かいミニチュアを使いまくって臨場感を出したり、巨大ウーズが飛びかかって来るのが分かっていたかのようにアークアイソードで切り捨てたりと見どころもたくさん。

そして何より見どころだったのがバリアの使い方。バリアで攻撃を防いだかと思ったら、バリアで殴るし、挙句の果てにバリアを自分で割ってぶっ刺すという。そういう武器じゃねーから!いや、武器じゃねーから!

これもユウマの想像力が成せた技なんだろうか。

次回

建設現場から現れた謎の遺跡を巡る物語。工事現場から何かが見つかるっていうのもウルトラシリーズお決まりですなぁ。

そして怪獣伝説を信じる少年の訴えから行動を開始するユウマとシュウ。子どもの訴えにも耳を貸してくれるいい組織である。

そして太平風土記っぽい書物があったけど、この世界にも存在しているんだろうか。

新怪獣多め?

OP映像のサビの部分で次々映る怪獣たち。この演出は前作ブレーザーでも同じような演出があったけど、今回も見たことない怪獣だらけで新規怪獣多そうだ。

しかも、目玉がいっぱいある怪獣にロボット怪獣とブレーザーの時より見た目のバリエーションが多いような気がする。ブレーザーはリアルな質感の怪獣が多かったけど、こっちは現実離れした感じの怪獣が多いのかな。

そしてその中にしれっと混じっているカネゴン。久々の登場だけど巨大化したりするんかなw

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