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第2話
怪獣伝説を信じる少年と建設現場から現れた遺跡と古代怪獣を巡るお話。
まぁ、その遺跡は古代怪獣の足だったんだけどね。
SKIPの限界
怪獣伝説を信じるハヤト少年の通報でマンション建設現場の調査に赴いたユウマとシュウ。シュウは子供の通報で動くのかと懐疑的だったけど、ユウマは「まずは信じることが大事」と自分の信念を伝え、この信念がシュウにもいい影響を与えた。
しかし現場監督のハヤトの父親からは門前払いされ、いざ遺跡が出土したら専門の調査チームが来るまで現場に近づけなくなるなど、いくら国立の組織とはいえ歴代の防衛チームに比べると権限はかなり弱い模様。ユウマいわくSKIPの宿命なんだとか。とはいえ、今回の一件では子供の通報とその土地に伝わる伝承で動いてて確固たる証拠がないからしょうがないのかもしれないけど。国立組織なんだからもっと権限与えてもいいような気もするけど、変に権限与えすぎても暴走されるかもしれないしね。結果、ユウマは現場を調べられず近くの古道具店で昔の資料をあたることに。今作はこういう地味な調査の場面が増えそうですな。同時視聴のコメントであったけど、ブレーザーのエミは画面に映っていないところでこういう地味なことをやっていたんだろうね。
にしても、防衛隊にも怪獣対策課が存在するのに、なんでわざわざ別口の研究機関としてSKIPを設立したんだろう。防衛隊では手が回らないところを任せるにしても権限が弱すぎて思うように調査できないみたいだし、コメントで言われてたけど怪獣災害の研究機関のはずなのに星元市分所には3ヶ月前まで怪獣生物学の専門家がいなかったという始末。今はユウマがいるけど最も重要な部分をサポートする先輩もいない状況で新人に任せるとかなかなか火の車な運営事情が伺えますね。
人の住処と怪獣の寝床
1200年前から地下に眠っていた古代怪獣リオド。
それがマンション建設工事のせいで掘り起こされてしまい現代に蘇ってしまった。
ウルトラシリーズではよくある話なんだけど、今回のマンション建設は怪獣災害の頻発によって住む場所を失ってしまった人たちのためにも必要な物。というしっかりした理由が付けられていたのが印象的。
住処を失った人々のための工事が、怪獣から住処というか寝床を奪ってしまったというのがやるせない。
なお、リオドもウーズが寄生するのかと思いきや、元から暴れん坊の凶悪怪獣だった模様。怪獣すべてがウーズのせいで暴れるワンパターンな話にはならないようですね。
迫力と笑いの戦闘シーン
街中での戦闘だった前回と違って、今回は森の中での戦闘。ということでミニチュアはあまり無かったんだけどその分、戦闘の演出とアクションで魅せてきた。
特に怪獣とウルトラマンが互いに一人称視点で相手がどう見えているのかを演出したのは斬新で面白かったし迫力満点だった。でも視点が切り替わるときの演出がアークもリオドも同じだったのはちょっと意味深な感じもしたな。インナースペースみたいな描写だったけど、これは伏線なのか。ウルトラマンと怪獣は近い存在?
一方でリオドに吸い込まれてしまったユーを助けるために木でリオドの鼻をくすぐってくしゃみをさせるというギャグシーンw
同時視聴のコメントにもあったけどやってることがZATなんだよなぁw
そして最後はアークエクサスラッシュを横回転にして地面に深い穴を掘り、穴の中でリオドとのデスマッチ。トドメのアークファイナライズの反動で穴から脱出しつつリオドを倒すという。光線の反動で飛んでくるとかゴジラなんだよなぁwむしろ、前例があるのがおかしい気もするがwアークファイナライズがキレイな弧を描いてアークを作ってたけど、そうはならんやろ!っていうねw
もしかしたら今回の大喜利は想像力ではなく最後のアークをどうやって描くかのアーク大喜利だったりするのか。
なお、ギャグシーンながらもSKIPの初援護実績だったり。リオドを鎮める丸薬で見事アークの勝利に貢献してましたね。こんな感じで戦闘力以外のところでSKIPはアークに貢献していくんだろうな。
シュウの暗躍
すべてが解決した後、リオドの出現現場でなにかの調査をしているシュウ。
シュウ曰く「例の数値が非常に高い」らしい。そしてその事はSKIPには秘密にしている模様。
例の数値とは一体・・・。公式ツイッターによるとシュウがSKIPに出向したのは怪獣災害やモノホーンなどの宇宙的事象の調査が目的らしいけど、防衛隊はなにかの前兆や関係の有りそうなものを掴んでいるのかな。
でもシュウ個人としてはSKIPに前向きに協力していくみたいで、今回は上司にお叱りを受けながらも防衛隊の衛星をSKIPに使わせてくれた。
SKIPに協力したい個人としてのシュウと、防衛隊の一員としてSKIPに隠し事をしないといけないシュウ。
シュウの隠しているなにかと、その葛藤が物語に関わってくるんだろうか。
想像力
古文書に書き残されていたリオド。ハヤト少年が描いたリオドの絵。そしてユウマのスケッチに似ているアーク。
やっぱり人々の想像力が怪獣を生み出す。あるいは目覚めさせているんだろうか。
奇しくもウルトラマンマックスで語られた「人々が怪獣の存在を望むから怪獣が現れる」という説が現実になっているのかも。
それとユウマが調査に赴いた古道具店で見つけたリオドを大人しくする丸薬。
アークが指さした先に置いてあったけど、店主は丸薬が入っていた瓶についてこんなのあったかなぁ?って言ってるし本当に元からこのお店にあったのかも怪しい。しかも結構匂いのきついものらしいから、いくら蓋がされていたとはいえ、その匂いに店主やお客さんが全く気づかなかったというのも妙な話。
もし丸薬が実際にあったらというユウマの想像が形になった?そして、その想像をアークが形にしてくれた?シュウが言っていた例の数値。これが関係あるんだろうか。
そして匂いのきつい丸薬を前にして全く動じていないユウマ。K-DAYに巻き込まれた一件で後遺症とかあったりするんかな。今回古道具屋の店主がUMAっていう表現をしてたけど、ユウマの名前の由来ってこれだったり?とすると、子供にUMA由来の名前をつけた事になるけど、両親はなにか知ってるんだろうか。
命の危機を救うヒーロー
前回、アークが力を貸す意思を見せたことで変身したユウマ。てことで今回の変身の主導権はアークにあるのかと思ったら、今回はアークが意思を見せる前にユウマの意思で変身していた。主導権がどっちかにあるって感じではないみたい。
そして、前回はシュウ、今回ハヤト少年とアークは変身と同時に誰かの命を助けている。公式サイトにも書いてあったけど、アークの変身に必要なのは「誰かに命の危機が迫っている」ことなのかな。それなら怪獣が出現した時点で変身できそうなものだけど「実際に誰かが命の危機に瀕していることを目撃」するのが重要?
ただ、命の危機を救う割には怪獣は容赦なく倒しているんだよね。今回のリオドも古代の伝承に習って薬を飲ませて眠らせるのかと思ったらアークファイナライズで粉砕してたし。あくまで救うのは人の危機って事か。
あと前作のブレーザーと違ってアークって言葉を話せるのに、言葉を介したコミュニケーションをしていないんだよね。これもなんか不思議な感じ。
次回
次回は第一話にもチラッと登場したディゲロスの話。
他にもK-DAYの事。ユウマの両親の事。K-DAYに出現したモノゲロスの事。ユウマとルティオンのファーストコンタクト。そしてウルトラマンアークが初めて現れた日の事。
次回は見逃せない話になりますなぁ!