ウルトラマンの話

『ウルトラマンアーク』第6話「あけぼの荘へようこそ」 感想

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第6話

頻発する地震とキノコが有名な旅館。番頭を見つめるシュウは何を見るか。

しかし、長期休暇で旅行している人も多い時期に旅館の話。そして頻発する地震。

前者は狙ったとしても、後者は図らずしもリアルタイムな話題になってしまったな。

茸狩宇宙人!?

今回のメインとなった宇宙人。茸狩宇宙人クロコ星人。

茸狩宇宙人ってなんぞ。目潰し星人に匹敵するレベルの二つ名だなおいw

その名の通りあらゆる星にきのこを取りに現れ、地球にも新種のきのこを求めてやって来た。きのこってあらゆる星にあるんやな・・・。

だが、16年前地球にきのこを求めてやって来たクロコ星人は、突如地球から脱出することを決めた仲間たちに見捨てられて地球に一人取り残され、以降は地球人の姿であけぼの荘の番頭として働いていた。

そしていつか故郷に帰るためにせっせと宇宙船を作り上げていた・・んだけどこの宇宙船。素材はその辺のスクラップ。動力源はきのこの胞子と菌を育てる苗床。それで星に帰れる宇宙船が作れるっていうんだから一体どういうことなんだ・・・。すごい科学力・・・で終わらせていいのか?

だが、そうして作り上げた宇宙船であけぼの荘の危機を救うべく怪獣に特攻。クロコ星人はその生命を散らして仲間を救ったのだ。と思いきや大した怪我もなく無事生還。特攻したのに無事とはちゃっかり脱出装置を積んでいたのか、クロコ星人は恐ろしいほど頑丈な体を持っているのか、あるいは動力源がきのこだからそんなに大きな爆発が起きなかったのか。

なんにせよ無事に生還したクロコ星人は防衛隊で取り調べを受けるべくSKIPに連行されることに。所長曰く、事情は汲んでくれるだろうとの事。早期に釈放されて再びあけぼの荘で働けることを願いたい。

なお、クロコ星人は自分の正体をあけぼの荘の仲間には知らせていなかったものの、仲間たちは宇宙人であることを知ったうえで仲間、家族として認めていた模様。地球人と宇宙人の美しい絆を感じるええ話でしたなぁ。

クロコ星人の人間態を演じたのは芸人のアキラ100%さん。

お盆の放送のゲストキャラだからお盆芸の人を呼んだ。なんて同時視聴のコメントにありましたがそういうことか。もっとも代名詞であるお盆芸は披露しなかったけど。土曜の朝という爽やかな時間には合わないと判断されたか?

特効から生還した時に服がボロボロになってて前をお盆で隠すっていう展開を期待したけどそんなこともなかったぜ!

にしても、クロコ星人が地球にやってきた16年前といえばK-DAYの時期と被る。クロコ星人の仲間たちは宇宙空間に異常が発生と言っていたけど、これとK-DAYはなにか関係があるんだろうか。その異常がモノゲロス?

今日のシュウさん拡大版

今回のメインキャラだったシュウ。調査エリアがかつてUFO騒ぎがあった地点ということもあって、常にいつもよりも近寄りがたい雰囲気をまとわせる事に。なんと今回はコーヒーを飲むシーンが無いという。

それだけ本気ということか。というか、コーヒー飲まなくても1話分持ったねぇ。

きのこ狩りに来ただけのクロコ星人に対しても銃を突きつけつつかなり強い口調で尋問。いつもの穏やかで敬語を使うシュウじゃない。クロコ星人の事情についてもそれは嘘で本当は地球侵略を狙っているんじゃないかと言い出す程。同僚の中には侵略宇宙人によって騙されて命を落とした者もいるって言ってたけど、今回のことを見るに相当宇宙人を憎んでいる感じがするな。同僚と言うけどただの同僚じゃなくて相当親しい人物が犠牲になってしまったのかな。ユウマが怪獣によって両親を失った事が巡り巡ってSKIPに入ることにつながったように、シュウが防衛隊に入ったのには宇宙人が関係しているのかも。実際シュウが言った侵略宇宙人は言葉巧みに社会に紛れ、人を取り込むっていうのはこれまでのウルトラシリーズで散々見てきたことだし、あり得ることだよね。逆にユウマは自分が両親を失って一人ぼっちだったから、一人地球に残されてしまったクロコ星人の境遇に同情していたけど。

ただ、最後はあけぼの荘を守るべく特攻したクロコ星人の姿に考えを改める事に。そしてユウマと自分の考え方や感性の違いに大きなことを学んだ模様。こうやって性格は全く違うけど、それ故にお互いを高めあえる関係いいよね。

にしても、ユウマがSKIPを目指すことになった怪獣災害。シュウが防衛隊に入るきっかけになったなにか。そしてクロコ星人が仲間に見捨てられることになった宇宙空間の異常。これらがすべて一つの線でつながったりしたら面白いことになりそうだ。

本来のシャゴン

第一話以来久々登場の鎧甲殻獣シャゴン。

第一話ではウーズに寄生されて本来のシャゴンとはかけ離れた存在になってしまったものの、今回はウーズの影響もなく本来のシャゴンがご登場。しかも3体も出てくるという大盤振る舞い。仲間を呼び合って獲物を分け与える習性があるんだそうな。多分スーツは一着なんだろうけど。

ウーズが寄生したせいで岩やらコンクリートやらを食べていた前回と違い、本来のシャゴンは肉食。そしてシャゴンの目の前にはとても美味しそうな餌が何個も・・・。

壊れたあけぼの荘の屋根からシャゴンが手を伸ばしてくるあのアングルはホラー映画のそれなんだよなぁ。そしてそこから見えるアークの頼もしさよ。

3体のシャゴンに対し、一体はアークトリッキーテクニックの工作で、一体はソリスアーマーとアークアイソードで、最後の一体はアークファイナライズ・・・ではなく見逃すことに。アークが怪獣を見逃したのってこれが初めてか。怪獣が3体という大盤振る舞いに加えてアーク側も現在持っている力を総動員する感じでなんとも豪華な感じ。お盆の放送だからお祭り感もあったのかな。

しかし、やっぱり今回もバリアは武器だったなぁ。しかも今回は刃物になったよ。というかアークエクサスラッシュが相手を切断する刃物のはずなのに、それに刃をつけるとは一体・・・。想像力を解き放った結果、バリアや八つ裂き光輪の存在意義が歪められようとしている・・・。

アークって何者?

宇宙人であることが発覚したクロコ星人はシュウに連行されていった。

ということで、同時視聴で話題になったのがユウマがアークってことがバレたらユウマも連行されるんだろうか。というお話。

でも、正体バレする頃にはユウマとシュウには固い絆があると思うし、ユウマを連行しようとする防衛隊とユウマを守ろうとするシュウとSKIPの対立とかありそう。

というか、現状でアークって宇宙人と決まったわけではないのよね。光の使者ルティオンという名前は設定で明かされているけどルティオン自身はまだ自己紹介もしてないし。なんなら出身地もわからんし。ブレーザーも謎が多いウルトラマンだったけど、それでもM421っていう出身地は明かされてたしね。

第3話で初変身するとき「この世界で戦えるのは僅かな時間」って言ってて異星人ならぬ異世界人って可能性が高そうだしね。

次回

お盆で総集編やらなかったし今回は中盤に一回だけかなって思ったら来週が総集編。むしろ今年のお盆は来週?

今回の総集編は星元市とは違うSKIPの分所で行われる模様。すごい人と噂される中村先輩とユピーによく似たロボットがどんな漫才を披露するのか乞うご期待。









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