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第9話
リンのあこがれの人ヤマガミさん。
そのヤマガミさんにある疑惑が持ち上がる。
・・・本当に前回と同じ作品なのかこれ。実は前回だけウルトラマンアーヌとかウルトラマンアータだったりしない?
ヤマガミさん
今回のゲスト怪獣分析班所属のヤマガミさん。アークが怪獣を粉々にしてしまうからキレイな標本が手に入らないって愚痴るのは面白かったし、それを聞いたユウマが微妙な顔をするのも面白かった。
リンの学生時代の恩師にしてリンをSKIPに推薦した人物。リンがユピーを開発したのも学生時代にヤマガミから人をサポートするロボットがあれば。と言う話を聞いたことがきっかけになったっぽい。てことは、SKIPが今の形になっているのはこの人の影響もあるのか。そんなヤマガミに怪獣の細胞を横流ししているという疑惑が持ち上がり、証拠を固めるためにリンが極秘捜査員として探りをいれることに。恩師の腹を探れっていうのも過酷な事をやらせるな・・・。
細胞横流しの犯人であったヤマガミ。横流しの目的はお金だったみたいだけど、娘が生まれたってことで育児のためにお金が必要になったのかな。あるいは娘さんが難病だったり?とか考えたけどヤマガミの目的は怪獣を利用するための研究資金を手に入れること。娘が生きる未来をより良いものにするために人知を超えた怪獣たちを利用する。それがヤマガミの狙いだった。
娘のことを思ってのように語っていたけど、どっちかというと昔から怪獣を利用することを考えていたのが娘の誕生と合わさって「娘の未来」と「怪獣の利用」が結びついてしまったんかなぁ。
でも、リンが言っているように今現在怪獣によって大きな被害がでている。その被害を無視していいのかって話で、ヤマガミは今より未来って言ってたけど、未来って今の延長線にあるんだけどね。どこぞのタクシーの運ちゃんに暇なんだねぇって言われちゃいそう。
怪獣を倒す事ばかり考えると叫んでいるときはもしかしてムサシのように怪獣と共存を目指しているのかと思ったけど、むしろ倒す以上にムサシブチギレ案件だった。
でも、リンがあれだけ慕っていたんだから昔から狂気の人物ではなかったと思いたいな。深淵を覗くとき深淵もコチラを覗いているのだ。じゃないけど、怪獣研究を進めるうちに人知を超え存在に魅入られていってしまったんかな。
デッカーでもブレーザーでも怪獣に関わる狂気の科学者が出てきて、防衛チームの誰かの恩師だったけどこういう人物は闇落ちしやすいんかなぁ。
にしても、学生時代のリンとヤマガミはかなり親しい間柄というか、夜遅くまで付きっきりだったり、仲良くアイス食べてたり。でもこの頃にはヤマガミは結婚式の話してるから奥さんいたんだよな。絶対学校内で変な噂立ってたよねこれ。リンもリンで結婚式の話を聞いたときとか、娘さんが生まれた話を聞いたときとは複雑な顔してたし、そういうことなんだろうな。
癖
リンと共にヤマガミに接触したユウマは悪い人には見えない。防衛隊のアテが外れたと思うも、ヤマガミにはウソを付く時に唇に手を当てるという癖があり、その癖を知っていたリンはヤマガミが細胞横流しの犯人であると確信してしまう。この直接説明せず長年の付き合いだからこそわかるもので犯人だと判明するっていう展開が素晴らしい。
というかヤマガミよ。アンタ婚約者と結婚式の打ち合わせを忘れて女子生徒と夜まで付きっきりだったんか。絶対変な噂(ry
最後にはヤマガミと過ごした時間の思い出を叫ぶリンに対して「忘れた」と冷たく言い放つヤマガミ。でも、その直後にリンに見えないところで唇に手を当てる。覚えてるんやなぁリンとの思い出を。
自分の癖でリンにバレたことを理解していたから、リンに癖が見えないようにして嘘を付いたんだな。これでリンが自分との思い出とサヨナラして前を向いて歩けるようにって思ったんだろうね。最後まで自分勝手だったけど教え子を想う良心は残っていたと。
このリンの叫びからヤマガミの嘘。そして視聴者には嘘とわかる演出に、リンが思い出の自分と別れを告げるタイトル回収。悲しくも美しすぎる流れだった。
昭和怪獣大激突
今回の登場怪獣は透明怪獣ネロンガと地底怪獣パゴス。
元々この二体の怪獣はスーツの改造元と改造先という繋がりがあったわけだけど、そんな怪獣がついに共演。しかも大激突するという。どういう関係なんだろうね。たまたま鉢合わせてしまったのか。引かれ合う何かがあるのか。ちなみにこの世界ではネロンガ、パゴス、マグラー、ガボラは祖先が同じらしい。スーツ改造ネタをしっかり回収してくるw同時視聴のコメントにあったけど、改造されたスーツの大元である元祖地底怪獣バラゴンもこの世界に生息してたのかねw
そして大激突していたのにウルトラマンが登場したら途端に絶妙なコンビネーションで共闘するのもウルトラシリーズあるある。絶妙なコンビネーションである意味アークの最強武器であるバリアを封じるファインプレーも披露。
だが最後はアークアイソードによって仲良く真っ二つにされましたとさ。飛んでくる刃に対して仲良く抱き合いながら「うわーっ!」ってなってるのちょっと可愛かったw
怪獣細胞の行方
ヤマガミによって横流しされた怪獣の細胞。
当然資金になるということは買い手がいたということだけど、横流しされた先は不明のまま。
買い取った相手は地球人か宇宙人か。その細胞は一体何に使われるのか。その辺はこれからの取り調べ次第かな。
どこかで人工怪獣が作られて無ければいいけど。
監督と特技監督
今回の担当監督は湯浅監督。そして特技監督は内田監督。
昭和から平成初期では当たり前だったけど、監督と特技監督が分かれているっていうのはかなり久々の体制じゃないかな。ニュージェネでは初?
今回の湯浅監督はメイン監督の辻本監督が是非参加してほしいってことで呼んだ監督らしいけど、これまでの経歴を見るに特撮作品は初監督みたいね。
結果としてリンとヤマガミの切ない人間ドラマと、アークと二大怪獣大激突の特撮が両立した素晴らしいエピソードが出来上がりましたな!
監督と特技監督が分かれているとドラマ班と特撮班で連携が大変になるだろうけど、実際ダイナの最終回とかドラマ版と特撮版の連携不足でああなったらしいし。でも、今回みたいに人間ドラマがうまい監督を招集して、経験のない特撮パートは特技監督が担当ってことができるから参加できるスタッフの幅が広がるし、作風の幅も広がるから今後もやってほしい形態だね。
ユウマの闇増える
Twitterのシュウの日記にて。
前回のUSブラザーズの活動は防衛軍から怒られたらしい。情報漏洩などの違反行為はないが、立場的に望ましくないでしょ?ということでUSブラザーズは活動停止に。残当である。なお、シュウは呼び出した上司とともにUSブラザーズの配信の録画を数時間見続けることになったとか。何だその地獄は。
一方、配信のネタ出しのためにシュウがユウマに趣味を聞いたところ「特にありません」と回答された模様。常に怪獣の最新情報を確認し、本も専門書以外の物は読まない。スポーツもしない。音楽も聞かない。
ユウマ無趣味か・・・。自分の生活のすべてを怪獣研究に、誰かのために捧げてしまっているな。
新卒一年目って仕事に追われて趣味の時間も取れないぐらい大変だと思うけど、趣味をやる時間がないのと、趣味がないのはぜんぜん違うからね。そんな生活してたら病みそう。いや、病んだからこうなったのか。
両親が目の前で死亡して、父親の最後の言葉が呪いになって、誰かのために走り続ける日々。
作風の割に主人公の闇が深すぎる・・・。
次回
ユウマの同級生カズオはアマチュア無線愛好家。
無線を通じて遠くの星のフィオと名乗る人物と友人になったカズオだったが、その無線の電波に惹かれて宇宙からノイズラーが出現する。
ノイズラーの本格的な再登場に加えてユウマを中心としたドラマが見どころになりそう。