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第6話
今回はヤスノブのメイン回。そして55年ぶりに復活したカナン星人。
自我を持った機械たちと人間の関わりを描く。
ヤスノブ
典型的な真面目新人って感じ。人の頼みを断れない上に問題なくこなしてしまうものだからついつい皆に頼られてしまうという悪循環。そして過労で倒れると。
境遇が重なる人も多いのでは?
一方で自宅近くのコインランドリーの洗濯機に「クルル」という名前を付け赤ちゃん言葉で話しかけるという奇行を披露。それだけ機械に対する愛情が深いってことなんでしょうけど傍から見たらドン引きなわけで、目撃してしまったゲント隊長はドン引き。そりゃあペットの犬や猫なら可愛いとこあるじゃんで終わるけど、洗濯機相手に赤ちゃん言葉使ってたらねぇ・・・。
でも、そのスタンスが今回の事態を解決に導いたのは間違いない。ヤスノブの愛情があったからこそクルルは協力してくれたし、アースガロンも憎しみを乗り越えることが出来た。道具に対してそういうスタンスで接する職人さんの話もあるし、私も自転車に名前つけてた事あるし、そういうのの延長線なのかな。アースガロンに対して「ちょっと待っててね」って声かけるのは普通にいいシーンだったしね。
しかし、ヤスノブ隊員役の梶原さん。凄いいい肉体してますなぁ。筋肉すごい。なんでメカニックやってるのってレベル。吉本興業所属なんですけど所属ホームページ見たら趣味「筋トレ」特技「アクション、ジョギング」って書いてあるし、ウィキペディアによると空手は黒帯、柔道は初段。ボディコンテストのアスリート部門を5連覇。SASUKEとスポーツマンNo.1決定戦にも参加済み。とかいう凄い経歴が出てきた。とんでもない逸材見つけてきたな。ちなみにゲームも趣味でスマブラスペシャルのオフライン大会にも参加したことがあるんだとか。使用キャラはリュカとのこと。アンリ役の内藤さんも筋肉すごいし、ゲント隊長役の蕨野さんも凄いって話だし、SKaRD筋肉写真集とか出ないかなw普通に欲しいw
復活のカナン星人
ウルトラセブンでの登場から実に55年ぶりの復活。
更に争いによって星が滅び、極寒の環境になってしまったことが語られるというオマケ付き。セブンで地球侵略を狙ったのもそういう理由があったのかな?
カナン星ではすべての機械に意思が宿っていると考えているようで、実際に機械に自我を目覚めさせる。なんてことができる模様。いわゆる八百万の神な考えなのかな。機械に自我を植え付けるオーロラ光線も、自我を与えるというよりは自我は元々あるからそれを目覚めさせるって感じなんだろうね。
そして地球侵略のためにアースガロンを利用することを画策したわけですが、アースガロンの力を完全に引き出すにはヤスノブが必要と判断して懐柔しにきた。実際、機械に意志があるっていうところはヤスノブとも話が合いそうだから、目的が地球侵略じゃなければ普通に仲良くなれそうなんだよな。カナン星人もヤスノブの能力以上に気が合いそうだから勧誘したんじゃないかなって思うし。そのためにヤスノブ用の衣装を用意したり、「一緒にきなよ!」って「一緒に来てくれ」と「一緒に服を着てくれ」と掛けた勧誘までしたわけだしね。残念ながら関西出身かつ中の人が吉本興業のヤスノブには全くウケなかったけど、わざわざ日本の言葉や日本のジョークを勉強してやってきたわけだしね。てか、カナン星人のあれって衣装だったんだな・・・。
しかし、今回出現した個体は声は女性だったが口調は男性の子供のような印象を受けた。セブンでは女性だったが今回は男性なのか、女性なのか。
男性だったら幼い少年って感じがするし、星が滅んだことで大人が全然いない可能性が出てくるし、女性ならボクっ娘という最強の萌え属性を引っ提げて現れた事になる。まさかカナン星人に萌える日が来てしまうのか?
いぶし銀の副隊長
ヤスノブの負担を無意識に増やしてしまって過労に追い込んでしまったSKaRD。
その中でもお願いだけして終わってしまったエミとアンリ。一方でヤスノブに顔色悪いぞと指摘しているゲント隊長。ここは隊長として部下を気遣っている事、若い隊員との違いを見せつけている感じがするけど、でもゲント隊長もヤスノブに雑用をついついお願いしちゃってた模様。
そういったヤスノブに負担がかかっている事態を指摘するのが副隊長というのが面白かった。てっきりコミュニケーションはゲント隊長の独壇場になるかなと思ったら、隊長以上に副隊長が各員の事をよく見て、しかもしっかり隊長にフォローの機会を与えているのが面白い。副隊長が隊長に忌憚なく意見を言えるっていう環境もいいし、副隊長が全体の潤滑油のような役回りをしているのも面白かった。地味な所をしっかり支えてくれる縁の下の力持ちって感じでいいね。貴重なゲント隊長のウィルコも聞けたしね。
アースガロン強かった
カナン星人によって自我が目覚めてしまったアースガロン。
なんと第6話にしてウルトラマンブレーザーvsアースガロンという対戦カードが実現。というか、先行して場面カットは解禁されていたんだけどね。
これについてはこの驚きは本編で見たかったというのが正直な感想。公式がネタバレ最大手なのは宣伝を考えれば理解できるけど、個人的にはやめてほしくもある。
しかし、この対戦カードが実現したことで図らずしもアースガロンの性能の高さが判明。
動きが鈍いかなと思っていたけど、普通にウルトラマンとやり合える格闘能力。ウルトラマンの攻撃でもびくともしない、むしろウルトラマンが痛がるほどの硬い装甲。ウルトラマンが思わず回避するレベルの機関中と荷電粒子砲。防戦一方のブレーザー。
あれ?これ普通にウルトロイドゼロレベルの性能あるのでは?むしろ人間の操縦が枷になってないかこれ。
人と機械
カナン星人の手によって今回の敵に回ってしまったアースガロン。
厄介なのが操られているんじゃなくて、自我ってところよね。アースガロンがSKaRDの車両を持ち上げて投げ捨てたけど、これもアースガロン自身の意思でやってるってことだものな。いつも手荒な操縦しやがって!とか思っているのかも。でも、最初は荷電粒子砲構えていたのに投げ捨てたのはさすがに殺すまでの憎しみは無かったのか、仲間としての情はあったのか。
それでも最後はヤスノブの危機に戦うよりもヤスノブを救うことを選んだ。そもそも事態解決にはクルルも助けてくれたわけで、機械も愛情を持って接してあげれば応えてくれるって事なんだな。アースガロンとヤスノブの間には確かな絆があったわけだし、そう考えると車を投げ捨てたのもヤスノブが改造した車だからそれぐらいなら耐えられる。という信頼がアースガロンにはあって日頃の鬱憤を晴らすためにちょっと痛い目を見てもらおう。とか思ったのかもしれない。
これも本作で描きたかったコミュニケーションの一つなのかな。前回は人と怪獣。今回は人と機械。
しかし、クルルからオーロラ光線の影響は無くなった。と語られたけどアースガロンはどうなんだろう。今回芽生えた自我が今後に影響することはあるんだろうか。マジで海溝に沈みながらサヨナラヤスノブ展開あるかもしれない。
次はお前だ・・・!
アースガロンの性能の高さか、破壊するわけにもいかず全力が出せなかったのかアースガロンには終始押されっぱなしだったブレーザー。
しかしアースガロンの問題が終わってからは本領発揮。
前回の予告映像で透けてるブレーザーとカナン星人の映像があって、私はカナン星人がブレーザーを狙っている。って思ってたんですけど、ネット上ではブレーザーがカナン星人に次はお前だ・・・!って言ってるように見えるって意見が多かったんですが、マジで「次はお前だ・・・!」っていうカットでしたねw
当然カナン星人としては脱出を図るんですが「逃がすと思うか?」と言わんばかりにスパイラルバレードの一撃をお見舞いするブレーザー。しかも物理法則を無視するレベルで体を捻って威力を高めるというオマケ付き。相変わらず倒すべき相手には容赦ねぇなwそれがいい。
最後投げやりがカッターに変わってカナン星人の宇宙船を真っ二つにしたけど、これはカナン星人がセブン登場宇宙人だったからアイスラッガーのオマージュかな。絵面的にはウルトラブレスレットやバーチカルギロチンの方が近いけど。