ウルトラマンの話

『ウルトラマンブレーザー』第8話「虹が出た 後編」 感想

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第8話

横峯教授によって目覚めた天弓怪獣ニジカガチ。

ブレーザーでさえ完全敗北した強敵を前にSKaRDは新兵器の力で挑む。

ノア計画

教授がニジカガチを目覚めさせた目的は人類の滅亡ではなく、あくまで一度文明を洗い流すこと。そして残された大地で人類は新たな世界を生み出す。

うーん・・・はっきり言って無理があるのでは?

大地が洗い流されれば当然人的被害は大量に出るだろうし、自然やそこに生きる動物たち、それこそ怪獣だって無事じゃ無いハズ。かつて地上が洗い流されても人類は復活したからってことなのかもだけど、そんななにもなくなった地上でどう暮らせと。

この展開がドラえもんの雲の王国を思い出したんだけど、あれでも雲の上に住んでいる天上人が、地上人は環境を汚染し続けてこのままでは地球が危ないって言い出して、一度地上人を天上界に避難させた後、地上を洗い流して文明をリセットさせてから地上に戻すノア計画ってのがあったけど、スネ夫には何にもないところで暮らせっていうの!?と言われ、ジャイアンには俺たちにもう一度猿になれっていうのかよ!って子供に無茶を指摘されるガハガバ計画だったんだよね。そんなので本当に新たな世界が築けると思ったのだろうか。

むしろ教授も無茶って実感があったからゲント隊長を見逃したのかな。

最終的に嫌疑不十分にて教授は拘束されることなく無罪放免。やったことがオカルト過ぎて立証できなかったか。ちとモヤる結末だな。怪獣の権威だし今後強敵が現れたときに力を貸してほしい。

副隊長かっこいい!

横峯教授との対決ということで再び隊長メインとなるかと思ったら、対決を買って出た副隊長。

場合によっては教授を撃たないといけなくなる。隊長からそれができるのか?と聞かれて、ならあなたはできるのですか?と返す姿がかっこいい!

副隊長にとっても教授は憧れの人だけど、隊長にとっては恩師なわけで恩師と戦わせるわけにはいかないって思ったんだろうな。

しかもただ憧れてるだけじゃなくて、書籍をしっかり読み込んでいるからこその熱い説得。そして教授の腕輪を的確に狙い撃つ射撃の腕。

正直第二話の撃沈!?のあたりで頼りないなぁと思ってたけど、どんどん株が上がっていく!

と思いきや、最後の最後で教授にサインをねだるw

頼んでる場合か!さっさと拘束しろ!ヤスノブからもバグってるとか言われるしw ていうかSKaRDでバグってない人いないような・・・。

でも今回の話は緊張しっぱなしだったから、最後にいい感じに緩めてくれたね。あと、農家の作業着めっちゃ似合ってますw

エミ、かく優秀なり

今回は副隊長メインだったけど地味に良い活躍をしたのはエミ。

横峯教授の研究所からニジカガチに関するヒントを見つけたり、横峯教授の居場所を探り当てたりと下準備をすべて終わらせてくれた印象。

しかもいざというときのスナイパーまで担当できる。と。考えてみれば長距離射撃の腕は第一話でも披露していたか。もっとも、今回に関してはスナイパーなのに教授にバレバレの位置にいたから教授への威圧が一番の目的なんだろうけど。

今後も下準備は全部エミが終わらせてくれてSKaRDは余裕を持って事に当たれそう。こういう縁の下の力持ちはいい役どころだね。

アースガロンMod2

今回初登場のアースガロンMod2。

登場時の逆光演出カッコよかったですなぁ。

威圧感ある逆光なのに顔はカワイイというギャップ。

いきなりの実戦配備でヤスノブは不安気だったけど新兵器とはぶっつけ本番でやられるものなのだよ!

いざ使ってみたら遥か上空に飛んでいく弾丸。てっきり上から降ってくるタイプの弾かな?って思ったら

ヤスノブ「弾丸が成層圏を越えました!」

ゲント「これで宇宙からの敵も迎撃できるな!」

ハハハ!ナイスジョーク!って失敗かーい!

失敗って理解できるまでちと時間かかったw

なかなか不安の残るデビュー戦になったけど、最後は怪我の功名で伏せ撃ちで安定感を高めて見事ニジカガチの撃破に貢献。前々から語られてきた首元のレバーによる再起動っていう裏技もついに披露されたし、今回の事で新兵器のデータも取れたし、ついでにゲント隊長がアースガロンに乗るとアースガロン敗北フラグというジンクスも打ち破られたし、今後の活躍に期待が高まりますな。

虹を掴め!

いつもより念入りに祈りを捧げていている姿が印象的だったブレーザー。今回は祈りから戦闘の構えまでがかなりじっくりやっていたし、強敵との再戦を前にブレーザーとしても思うところがあったか。

溢れ出したニジカガチのエネルギーを掴み、怪獣の力を己のものに変換して新たな必殺技レインボー光輪を習得。この虹を掴むあたりから主題歌が流れるのは熱い展開をよく分かっていらっしゃる!

ウルトラマンの光輪って飛んでいくってイメージがあったけど、パンジャンドラムではないけど車輪のごとく地面を転がっていくのは新鮮だった。

ニジカガチの力をエネルギーに変えて新たなストーンを生み出したあたり、ブレーザーには相手のエネルギーを自分の力にする能力があるんだろうか。今後もチルソナイトソードなんてものが出てくるみたいだし。

これまでインナースペースが無かったブレーザーだけど、ここに来てついにインナースペース解禁。

といっても腕が映っているだけで今までのインナースペースとはちがう感じ。なにげに変身時にゲント隊長が言葉を発するのも初めてだよね。

インナースペースといえば、今回の冒頭ではウルトラマンとハヤタが出会ったような、ゼットとハルキが出会ったような演出があったけど、あそこでゲント隊長とブレーザーは何か言葉をかわしたんだろうか。あそこでコミュニケーションを取ったことが今回のインナースペースに繋がった可能性も?

インナースペース描写が増えてくることがゲント隊長とブレーザーのコミュニケーションの進行度を示すような形になっていくのかな。

次回

次回はウルトラQから56年ぶりの復活となるガラモンの登場。

更に音楽を絡めてアンリの過去に言及される模様。

今回の話で一番影が薄かったのはアンリだけど、次回はアンリがメインの話になる模様。

ウルトラQにおいては鉄壁だったけど、行動自体はコミカルなところもあったガラモン。果たしてアースガロンやブレーザーとどう戦うのか。主のセミ人間は登場するのか。こうご期待。

しかし、次回のタイトルロゴ凝ってるなぁ。かっこいい。









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