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第9話
ウルトラQぶりとなるガラモンの復活回。
アンリと不思議な音楽家たちを巡るお話。
しかし、放送日が9月9日で第9話でウルトラQの怪獣が出てくる。
・・・狙ったのかな。
題名のない音楽会
今回のゲスト。音楽家の東儀秀樹氏。私は存じ上げなかったのですがその筋では著名な方みたいで、日本レコード大賞の受賞歴もあるみたいですね。
今回奏でていた音楽はウルトラQのメインテーマを東儀氏がアレンジしたもの。それ以外の曲に関しては今回のために書き下ろししてくれたみたいで「チルソナイト創世紀」という、まさにこの話のための曲と言わんばかりの曲を作ってくれていた模様。
ガラモンが登場してから終始東儀氏の曲が流れるっていう不思議な雰囲気になったけど、これがいい曲で思わず聞き入ってしまう感じ。劇中でもアンリが子供の頃は音楽の良さがよく分からなかったって語っているけど、ウルトラマンを見ている子供たちがウルトラマンを通して音楽に触れるっていうのはいい機会だなって思う。
むしろウルトラマンコンサートとか全国開催してほしいよね。ドラゴンクエストコンサートがあるんだからサブカルでコンサートどんどんやっていってほしい。
なお、今回書き下ろしのチルソナイト創世紀は東儀氏のYoutubeにて公開されているので是非聞いてみてください。
ピアノの上にガラモンが乗っかってたりして芸細だったw
色づく世界
ゲスト出演した東儀氏が演じたツクシ・ホウイチ。音楽家である彼と彼の楽団の仲間たちの正体は地球侵略を狙ったチルソナイト遊星人、通称セミ人間。ガラモン登場ということでしっかりセミ人間も出てきましたね。
地球侵略を企てたセミ人間でしたが、地球で彼らが出会ったもの。それが音楽。
音楽に魅了され、自分たちも奏でたくなってしまった。とのこと。
セミ人間が音楽に出会うシーンは間違いなく今回最高の名シーンだと思うんですけど、セミ人間が地球に降りてきた時はウルトラQオマージュで白黒画面だったのが、音楽と出会った時に画面がカラーになるあの演出。いままで侵略しか知らなかったセミ人間たちが音楽に出会って自分の世界が広がったんだなっていう演出。
これによってセミ人間は地球侵略を止めたいと考えるようになったんでしょうね。ただ単純に音楽を奏でたいだけなら人目につかないところでやっていればいいんだし、ガラモンを操っていたコンサートだってあんな劇場借りる必要ないし、ましてやアンリに開催を知らせる必要もない。それでもああやって活動してアンリにコンサートを知らせたのはアンリが言うように自分たちを止めてほしかったんだろうなぁって思う。だったら、地球防衛軍に自首するとか侵略装置を持って母星に帰るとかやればいいのにってツッコみたいところですが、同時にセミ人間たちには音楽を奏でていたいという欲求もあった。防衛軍に自首すれば自由はなくなるし、ウルトラQの描写を考えれば地球侵略を止めて母星に帰ったら粛清待ったなし。自由に音楽を奏でつついずれ来る地球侵略の時を止めてもらうってなったらこういう手段しか無かったのかなぁ。その中で防衛軍の一員にして後に精鋭部隊に所属するアンリと出会えたのは偶然だったのか、それとも計算されたものだったのか。
最後はある意味望み通りアンリに撃たれて止められたわけだけど、アンリがおじさんを撃つまでの葛藤もすごく伝わってきたしセミ人間を巡る人間ドラマが素晴らしい回だった。
ガラモン大暴れ
ウルトラQ以来の登場にしてついに防衛チームやウルトラマンと交戦することになったロボット怪獣ガラモン(え?セブンガーファイト?知らん!)。
確かにウルトラQでは鉄壁を誇り厄介な存在でしたが、いうて防衛チームやウルトラマンのいるブレーザーの世界では大したことないんじゃないのwとか思ってましたが、考えが甘かった・・・。
ウルトラQでも語られた鉄壁はなおも健在。Mod2のキャノンを安々と弾き、お腹は柔らかいけど衝撃を拡散するというハート様装甲。そして背中のトゲトゲはチルソナイトの硬さによって一つ一つが鋭利な刃物になっているという恐ろしさ。いとも簡単にアースガロンの装甲を貫き、あやうくヤスノブは串刺しになるところだった。コクピットにガラモンの刃が入ってきた時にガンダム00の「今頃走馬灯で人生の最初からやり直している頃か」を思い出してしまったw
気絶したヤスノブを救うために変身したブレーザーと対決するけど、ご自慢の装甲は相変わらずで殴ったブレーザーは痛がるし、スパイラルバレードが折れたぁ!?ってなるし、両手を叩くことで超音波を発生させるとかいう新武器を引っ提げてまさかのブレーザー相手にワンサイドゲームを展開。両手を叩く超音波もチルソナイトの材質によって発生させていると考えることもできるね。
ガラモンの唯一のストロングポイントといえるチルソナイトによる鉄壁。これを突き詰めて磨き上げることによって最強の武器に昇華させる。このアプローチは渋いし面白い。マン兄さんのスペシウム光線かな?
一方的なワンサイドゲームを展開していたものの、最後はセミ人間からの指令が無くなったことでガラモンお決まりの口から液体を吐いて機能停止。ブレーザーが嫌がっていたからやはりばっちぃ様である。
最後は粉々に粉砕したけど、ニジカガチを真っ二つにしたレインボー光輪でも破壊するには時間がかかったし、やっぱり硬いんだなぁ。粉々にはなったけどチルソナイトの残骸は残ったし、これを使ってアースガロンの装甲強化とかあるのかな。
混ざり合う意識
序盤、あの参謀長から無茶振りをされててんやわんやなSKaRD。
その中で不思議な動きを見せるゲント隊長。目が光るし、ヤスノブが飲んでいた野菜ジュースをいきなり奪って飲んじゃうし、それだけでもおかしな話なのに元々ゲント隊長は野菜ジュースが嫌いらしい。
ということで奇行を働いたゲント隊長でしたが、どうもこれらはブレーザーによって行なわれた様子。
ブレーザーがゲント隊長の体を乗っ取って動いてしまった様である。前回のニジカガチ戦で力を貸してくれブレーザーの下りがあったからあれでゲント隊長とブレーザーの距離が縮まった?縮まるというより、その存在が混ざり合っているようにも思えるけど。考えてみれば第一話でもゲント隊長に無理やり変身させていたし、やろうと思えば体を乗っ取ることはできるのか。でも、ブレーザーが無理やり体を乗っ取ってやったことは野菜ジュースを飲む。ですからね。ブレーザーが人類のものに興味を持った?なぜ野菜ジュースに興味を持ったのかは謎だけどゲント隊長が嫌いだから、ゲントが嫌いになるものってどんなものなんだろう?とか考えたのかな。その後にゲント隊長の意識を不思議な宇宙空間に連れて行ったのもブレーザーでしょうし、ブレーザーは人間の言葉が理解できて意思疎通も図れることが分かった。ブレーザーは隊長になにか伝えたい事があるんだろうか。
同時視聴配信の時にリスナーさんから今作の裏テーマとして「文化」があるんだろうか。っていうコメントがありましたけど、コミュニケーションがメインテーマですし異文化交流ってのはありそう。同時に今回ついにウルトラマンと人間のコミュニケーションが始まったわけですね。今後の展開によっては地球の文化に興味を持ったブレーザーが事あるごとにゲント隊長の体を借りて、ゲント隊長が奇行を見せるようになるんだろうかw
みみからうどん
ジョギングをしていたアンリなんですが、耳からたれてるうどんが気になるw
いや多分AirPodsだと思うんですけど、小道具協力の欄にAppleいないしAirPodsにしても長すぎない?っていうのと、なんか安っぽい見た目。AirPodsっぽく作った小道具?。
なんかもうアンリが耳からうどんを垂らしているようにしか見えなくて笑ってしまった。というお話。
あれがAirPodsなのかそれっぽい小道具なのか気になる所。
次回
次回は親子怪獣のお話。ウルトラマンXに登場したデマーガの子供ベビーデマーガが出現。親子怪獣を前に地球防衛軍は容赦なく殲滅命令を下す。参謀長の登場は久々ですね。
前回副隊長が横峯教授に語った生きたいという生物が持つ何者にも犯せない絶対の真理。これが問われるような話が出てきましたが果たして。
そして次回はついにゲント隊長のご家族も登場。怪獣の親子とゲント隊長の親子関係をリンクさせた話になるのかな。