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第22話
市街地で暴れまわるレッドキングとギガス。対抗するブレーザーとアースガロン。
4つの巨大な存在が暴れ回るその足元には、命を救うべくもがく小さなヒーローがいた。
怪獣損害保険
今回登場した怪獣損害保険。怪獣によって壊された建物の損害はもちろんの事。怪獣が歩いた振動で倒れた花瓶まで保証してくれる。とのこと。花瓶と怪獣の因果関係とかどうやって証明するんだろうか。
さすがにそこまで語ると生々しくなるから省いたのかもしれないけど人的補償はどうなってるんだろうね。いわゆる見舞金みたいなものも発生するのか、人的補償は生命保険とかに任せて建物や家財だけ保証するのか。Twitterとかでいいから是非契約の詳細を知りたい。
地味にポスターに「怪獣保険を選ぶなら」って書いてあったからこういう保険は他の会社でもやってる模様。
にしても怪獣が出現して「忙しくなるぞぉー!審査は厳しくな!」とか言ってて、保険ってそういう側面はあるだろうけど地震が起きたから保険を売り込むチャンスだ!みたいな感じでちょっとなー・・・って思ったけど考えてみれば怪獣損害保険を売っていて契約しているんだから怪獣が出現すれば契約者から連絡が来て忙しくなるのは至極当然か。ちと穿った見方をしてしまったかもしれん。審査は厳しく!というのも被害に便乗して色々言ってくる契約者もいるだろうし、契約者のふりをする輩とかもいるだろうしね。
とはいえ、あのやけに横文字を並べてくる意識の高い若手が「SKaRDは何やってんだ!建物が壊れたらウチが保証するんだぞ!」とか言ってて控えめにコイツカスだなって思ったし、最後に「お前の態度が悪いと苦情が来ているぞ!」と絞られていたのはスカッとした。
しかし、CMでいきなり新規怪獣が出てきたのはビビった。ウサギを思わせるような愛らしさと雄々しさが融合した頭部にちょっとデストロイアを思い出すような胴体。なんでこんなチョイ役にこんな気合の入った怪獣作ってんだwって思ったら同時視聴のコメントで教えてもらったんですけどなんとこの怪獣は田口監督が主催した自主映画コンテストの作品に登場した怪獣で名前は「ガンキリュウ」とのこと。マジか!このままウルトラマンと戦えそうなクオリティやん!すぐにデザイナーをLSSにスカウトするんだ!
ソンポヒーロー
怪獣損害保険の営業マン「テツオ」
なんでも俳優さんは子役の頃にウルトラマンダイナに出演されていたとのこと。こういう昔出ていた人を再び抜擢ってウルトラシリーズで結構あるよね。狙ってのことなのかウルトラシリーズって子役の登場が多いからたまたまなのかは分からないけど。
営業マンを長くやっているけど最近はまるで契約が取れず若手からもバカにされてしまう始末。まぁ、今どき足を使って訪問する営業スタイルは厳しいよね。
そんなテツオが出会ったのが独り身のおばあちゃん「ミチコ」さん。営業のつもりがお使いやら電灯の交換やら廊下のお掃除やら色々お手伝い。同時視聴のリスナーさんにもツッコまれたけど営業マンより訪問介護士の方が向いてそう。すげぇ楽しそうにやってるし。誰かに必要とされる感覚が久々だったのかな。ミチコさんとしても独り身だし息子さんが来てくれたような感覚だったのかも。ご飯までごちそうになってたしね。
冴えないサラリーマンというけど怪獣が出現して他の社員たちが電話に向かう中、ミチコさんの住んでいる地域と知って真っ先に飛び出していくのは凄い勇気があると思う。怪獣が暴れウルトラマンとアースガロンが戦う中、見事ミチコさんを守りきり避難所へと送り届けたその姿はまさにヒーロー。長年外回り営業をしていた経験も見事に役に立ったしね。生き延びたけど家はボロボロね・・・と落胆するミチコさんに「大丈夫。やり直せます。その為の、保険屋ですから。」っていうセリフも単に「保険で直せますよ!」じゃなくてミチコさんに寄り添う感じがしてよかった。こういう人が報われてほしいなぁと思っていたらミチコさんのおばあちゃんネットワークで契約者がどんどん増えた模様。最初は義理で契約したミチコさんも心から契約してよかったと思ってるんだろうな。逆に若手は苦情が大量に舞い込んで来た模様。対面でも電話営業でも、やり方はどうあれ顧客との信頼関係を築くのは大事である。これもまたコミュニケーション。
親分と子分
今回の登場怪獣レッドキングとギガス。
共演するのは初代ウルトラマンぶり、ギガスとウルトラマンが戦闘するのは初めてだとか。
始まって早々激突している怪獣。しかし、レッドキングの方が強いみたいでギガスは土下座をして降参。怪獣にも土下座の文化があったんだな。
こうして怪獣同士の親分と子分の関係が出来上がり、二人仲良く大暴れすることに。間違って親分が子分をぶん殴ってしまうことはあったけど、終始仲良く抜群の連携を見せていたのが面白かった。
ファードランアーマーを装備したブレーザーに対して
「「え?なにあれ?」」
「親分!やばそうですよ!」
「うるさい!いけ!」
「え!?俺が行くんスカ!?」
みたいなコントをしてたのも印象的。一切喋らないのになぜか言葉が聞こえてくるw倒されるときに地味に仲良く手を上げているのも面白かったw
でもネタ要員かと思えばアースガロンのアースファイアをアチチ程度で防いでいたりとか、冷凍ガスでアースガロンとブレーザーを凍らせたりとかで地味ながら強敵感の片鱗も見せていたギガス。むしろアースファイアが弱いのでは?疑惑が出てくるけど。チャージ時間が短かったせいかね?
そしてレッドキングとギガスと来たらドラコにも出てきてほしかったけど、さすがに今回は出番はなし。・・・と思ったらCM怪獣ガンキリュウの鳴き声はドラコの流用。とのこと。ちゃっかり出てやがった。
ビッグファイトタッグマッチ
怪獣の親分と子分を相手にSKaRDもまたウルトラマンブレーザーとアースガロンのタッグで挑む。ちょっと形は違うけど劇場版トリガーの電流デスマッチを思い出す。何処かからカーン!ってゴングの音が聞こえてきそう。今回はリングは無かったけど。
といっても連携具合ではレッドキングとギガスの方が上だったかなーって思った。ゲント隊長は片方を引き離さないとマズイな。って言ったけどどちらかというと怪獣を引き離そうとして逆に引き離された感じがする。結局アースガロンはブレーザーに助けてもらった感じになったしね。
それでも最後はお互いの力を合わせて見事二大怪獣を撃破。即興で放つブレーザーとアースガロンの合体攻撃も良かった。一応イルーゴに続くアースガロンの戦果と言えるのかな。防衛隊側でアースガロンの戦果として計上されるかは微妙なところだけど。民間の人もウルトラマンが怪獣を倒したぞ!って言ってたし。
にしても、ギガスに対して闘牛を仕掛けるとはwスパイラル大喜利とかチルソナイト大喜利とか言っていたらついにファードランサー大喜利まで始まってしまった。新しい武器を出したら大喜利をしないと気がすまないのかもしれない。
次回
群れをなして現れるデルタンダル。世界各地に出現するタガヌラー。次々と現れる怪獣たちの戦いでゲント隊長の疲労はピークに達し倒れてしまう。
一方、宇宙からは最大の脅威が現れる。
次回「ヴィジター99」
ついに来るかV99。物語はついに最終章って感じかな。V99の正体、残していったワームホール発生装置の意味、そしてブレーザーの正体。様々なものが明らかになっていくか。