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第25話(最終回)
月面でブレーザーとSKaRDに完全勝利したサード・ウェイブ「ヴァラロン」
地球を舞台にSKaRDとウェイブの最終決戦が始まる。
一方、最大の謎であったV99の正体がついに明かされる。
コミケ中止のお知らせ
前回ブレーザーのエネルギーを吸収して更にパワーアップしたヴァラロン。
地球に侵入して暴れまわり、なんと東京ビッグサイトを破壊。これは今年のコミケは中止ですねぇ・・・。
地上でも相変わらず爆弾を撒き散らしつつ、品川方面を壊滅状態に追い込んでしまった。
とんでもない被害になってるけど、これ日本の機能が麻痺しそうなレベルだなぁ。怪獣災害保険でまかないきれるんだろうか。さすがに国が動くとは思うけどね。
俺も、行く
前回力を失ってしまったブレーザー。アースガロンに抱えられ地球には帰ってこれたけど、もはや起き上がる力すら残っていなかった。
そのブレーザーを前にゲント隊長はブレーザーに頼らず戦う決意をするも、ブレーザーがついに言葉を話す。
「俺も、行く。」
ゲント隊長の決めセリフである「俺が行く」に対して、最後の最後でブレーザーが「俺も行く」
ようやく覚えた言葉が相棒の決めセリフ。そして再び手を取り合うブレーザーとゲント隊長。
星に射抜かれて一つになった瞬間再び。一度は不信感からブレーザーとの繋がりを断ち切ろうとしたゲント隊長が「今度は離すなよ」っていうのがね。前回ブレーザーはゲント隊長を切り離す事で助けようとしていたからこそ、もうどこにも行くなよっていうのがね。エモい。
エミ、真実に到達せり
前回、踏み込んではいけないところまで踏み込んでしまい囚われの身になったエミ。エミが閉じ込められたこの部屋って、デッカーでカナタとマルゥルが閉じ込められた部屋かね?
そのエミを救い出したのは、参謀長だった。ここで出てきた参謀長!エミを救出しだけでなくアオベ博士の日記を持ってきて更にはエミとドバシが対決できる舞台までしっかりお膳立て。最後に素晴らしい活躍をしてくれた。参謀長に発言の許可を与えていたあたり司令官もちょっとドバシを鬱陶しく思っていたのかもしれないw
エミがたどり着いたV99の真実。1999年に防衛隊が撃墜したのは隕石ではなく地球外生命体の宇宙船。しかし、アオベ博士の調査によると宇宙船には武装の類は一切搭載されていなかった。V99は侵略ではなく新天地を求めて旅をしていたが、地球に接近した宇宙船を地球側が丸腰の相手を一方的に撃墜。これによって地球を危険視した・・・というより恐怖を覚えたV99は自分たちの身の安全のために地球を破壊しようとしていた。いずれ報復があるだろうと考えていた防衛隊がいざというときのために用意したのがV99の技術を応用したアースガロンだった。
そして、宇宙船の撃墜を指示したのが当時の司令官であったドバシであり、アオベ博士の日記にはV99は侵略目的ではなかったという決定的な証拠が記されていたために、ドバシは日記を処分したかった。
とはいえ難しい話で、結果として宇宙船には兵器が積まれていなかったわけだけど、それを接近時に知るすべは無いわけだし、地球を守るってことを考えたらそりゃ撃ち落とすよなぁっていう。今回の描写を見るにV99も断片的な単語しか言えなくてコミュニケーション能力はそんなに高くないみたいだし、まともな交信も出来なかっただろうしな。そもそも交信しようとしたのかも怪しいけど。
コミュニケーション
ヴァラロンだけでなく怪獣を積んだ宇宙船団で地球に襲来するV99。
全てはすれ違いから始まっていた。なら、改めて対話を図ればいい。ここで船団を撃墜すれば地球とV99はどちらかが滅ぶまで戦い続けることになる。
V99から生まれたアーくんから交信を試みるSKaRD。断片的な単語ながらも交信に応じてくれたV99。コチラが武器を持ったままでは相手も武器を捨てない。そこでアースガロンはModユニットを解除。ブレーザーもまたファードランアーマーを解除。ヴァラロンに対して攻撃せずに、ひたすら攻撃を耐え続けた。
一方で、頑なに攻撃を指示するドバシに対してエミはかつてのドバシの行動は過ちではなくやるべきことをやった。と認め、だからこそ、今度は自分たちにやるべきことをやらせてほしいと願う。
そして、各国の宇宙船団への攻撃を中止させ、最後はアーくんを通して送った「未来」という単語に地球側の意思を理解したV99は船団を引き上げていった。
エミが大活躍でしたなぁ。まずドバシの行いを一方的に否定せずに当時の状況も考えた上でやるべきことをやった。と肯定し、その上でかつてのあなたと同じく自分のやるべきと思ったことをやらせて欲しい。という訴え方。ここでドバシを否定していたら状況は更にこじれたはずだしね。そして断片的な単語しか言えないV99に対して一番意図を伝えやすい言葉はなにか。という考えで「未来」を選ぶセンス。以前もブレーザーに状況を伝えるために言葉を選んでいたし、この辺は諜報員として上手いこと相手を乗せる術を培ってきたエミならではの活躍だね。
でもさ、誤解が解けたならヴァラロン持って帰ってくれや。
SKaRD決戦の時
どうしてもゲント隊長とエミが中心になってしまったけど副隊長、ヤスノブ、アンリの3人も大活躍。
ブレーザーと共に戦うためにゲント隊長からSKaRDの全指揮権を譲渡される副隊長。司令部からはSKaRDにV99の船団を攻撃しろという命令が出るんだけど、地球のために戦ってくれる大切な仲間を助けるべく命令違反を犯す副隊長とそれを笑って肯定するアンリとヤスノブ。それ以外にもV99と対話すべきというエミの言葉を受けてすぐにアーくんに交信を指示する副隊長とか、エミの言葉を信じてすぐにアースガロンの武装解除をするアンリとヤスノブとか。これまでSKaRDが培ってきた絆の強さがよく現れていてよかった。特に副隊長は第二話の撃沈!?からここまで頼もしく成長してくれたなぁwこれまでは命令違反に抵抗があった副隊長が自分の意思で命令違反を犯すのも良かった。
あと、ゲント隊長の元部下たちが地球の危機に集結してくれたあのシーン。第一話の部下たちが最終回で援護に来てくれたら熱いな。って思ってたんだけど文句なしの熱いシーンになってくれましたな。
ブレーザー光線
V99に争いの意思がないことを示し、見事分かり合い船団を撤退させることに成功した地球側。
残るはヴァラロンを倒すだけ。いや、持って帰ってくれや(二回目)。
防衛隊の援護射撃、アースガロンとブレーザーの共闘、スパイラルバレードにレインボー光輪。そして爆弾爆発の危機に目覚め爆弾を食った地球怪獣達。ヴァラロンの爆弾がヴァラロンが生み出した肉体の一部であることを活かして怪獣たちが食べて処理するっていう展開は凄かったな。
V99と交信前にModユニットやファードランアーマーも使っていたことを考えると、まさにウルトラマンブレーザーの全てを出し切った最終決戦って感じでめちゃくちゃ熱かった。
それでも決定打のないヴァラロンに対する決め手になったもの。ジュンくんお手製のブレスレットから届く息子の声が力となってブレーザーが構えるのはあの十字。
そう、最後の決め手になったのはウルトラマンお決まりの腕を十字に組んで発射するあの光線!
光線よりも武器なブレーザーの最後の決め手が十字光線、そして息子の声が力となって生まれるという展開。熱すぎでしょう!
同時視聴の時にブレーザーが左腕を縦に構えたのを見て「この構えは!」ってなったw
胸熱度満点!
ただいま
全てが終わった後、自宅に戻ったゲント隊長を迎えたのは奥さんと息子さん。
出迎えてくれた家族にゲント隊長がただいまといったところでウルトラマンブレーザーは幕を下ろす。
ウルトラシリーズって悲しい別れも多いから、ただいまで終われるとものすごい安心感があるねぇ。