『ウルトラマンアーク』第24話「舞い降りる夢幻」感想

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第24話

激戦で星元市には大きなクレーターが。

行方不明となったユウマにアークから衝撃の事実が語られる。

16年の幻

突如アークに明かされた「K-DAYからの16年は幻だった」という事実。ここに来ていきなり夢オチ！？と思いきや、このアークはスイードが化けていたニセモノ。幻も嘘で全てはスイードの策略だった。そりゃそうだ。爆発オチならぬ夢オチなんてサイテー！ってなるところだったぞ。

スイードはユウマが想像力を手放してアークと離れさせることを狙ったみたい。ルティオンの同胞ビオルノ曰く、アークとユウマの心が離れるとユウマの中にあるオニキスが制御不能に陥ってしまうらしいしね。もし、ニセモノのアークの言葉に従ってアークとお別れをしていたらオニキス大爆発からのゼ・ズー大勝利！だったわけだ。そしてまんまと策略にハマりそうだったユウマを止めたのが父親の形見である腕時計のアラームって言うのが印象深い。お父さんがそれは違うぞ。って止めているかのようだった。

ニセモノのアークはいつもと話し方が明らかに違ったし、一目ならぬ一耳でニセモノって分かる演技だったのが印象深い。そして、ニセモノとはいえ「こんなことが現実で起きると思うか」ってウルトラマンが言うのが面白すぎたｗ空想の産物であるアナタがそれを言うかってねｗあと、この声で「夢」って連呼されると「夢じゃありません。現実です。」ってでてくるｗ

あと、精神攻撃のためにユウマを夢の空間に閉じ込めていたわけだけど、考えようによってはこれのお陰でユウマは瓦礫の下でも生存できていたと言えるのかもしれない。そういう意味ではスイードは命の恩人だったりするのかも。

夢幻獣ギルバグ

本作のラスボス。夢を操る夢幻獣ギルバグ。見た目はなんともずんぐりむっくりで可愛らしい感じ。とてもラスボスには見えない。というかピグモン枠とか、ひと騒動巻き起こすギャグ回怪獣の様にも見える。

ただ実際に暴れてみるとユウマを夢の中に閉じ込めてスイードと共に精神攻撃をするところに始まり、様々な攻撃を防ぎ、展開するだけで周囲を破壊するバリア。ギャラクシーアーマーのアークフェザーを乗っ取ってアークを攻撃させる能力。アークファイナライズを撃たせることもなく完封した戦闘力。そしてアークを眠らせたのか、夢に閉じ込めたのか戦闘不能に追い込んだ力。などなど、ラスボスにふさわしい能力を見せて大暴れ。体から出てくる触手もなんとも不気味で一気にラスボス感が増した気がするね。

同時視聴であのバリアがメタフィールドみたいだってコメントがあったけど、アークをバリアの中に閉じ込めて完封していたからまさにアークに対する「メタ」フィールドなんだろうな。前回のトリゲロスもアークを研究してメタった怪獣だったし、ギルバグは更にそれを突き詰めた感じなんだろう。

そんな対アーク用の最強怪獣をアークがどう突破するのか。そもそもアークを戦闘不能に追い込んだのはどういう原理なのか。その辺は次回。

暗黒宇宙卿

今回ついに姿を見せたゼ・ズー。その肩書は暗黒宇宙卿。同時視聴のコメントにもあったけどやけに一方的な肩書やな。一応、故郷の銀河では銀河を救う英雄でもあるはずだけど。

今回現れたその姿は頭部・・・の様に見える何か。これがゼ・ズーの本体？ホログラムのイメージで、人間のような姿が別にあるのか？それともAIだったり、集合意識体みたいな存在だったりするのか。あるいはゼ・ズーの中の人は一人ではないのかも。

以前から語られていた通り、銀河を救うためにゼ・ズーゲート案を強行。しかも、アークがオニキス、地球側のゲートを体内に取り込んだことを知ると、太陽のエネルギーだけでなく汚染物質までゲートから送り込み、アークも知らぬ内に内部からアークを徐々に蝕んでいた模様。転んでもただでは起きぬ、なかなかの策士やね。

しかも、アークのオニキス開放に失敗しても次の手としてスイードにも「鍵」なるものを埋め込んでいる模様。この鍵がどの様な力を持つのか。鍵を解放したらスイードはどうなってしまうのか。同時視聴ではスイードの態度が心から忠誠を誓っているように見えないという意見もあったりで、次回はスイードとゼ・ズーでもひと悶着あるのかもしれない。