ウルトラマンの話

ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク 感想

※ネタバレにご注意ください

動画はコチラ

ついに公開された劇場版ウルトラマンアーク。

これまでとは違って本編の間の物語ということで、いつもとは違う感じになるかと思ったら・・・

監督やりたかっただけでしょこれ!!

公開前から犬型怪獣で名前がムーゴンという、どう考えても監督がやりたいだけだろ!という怪獣が紹介されていたけど蓋を開けてみたらウルトラマンが犬をよしよしするわ、ルーナアーマーの盾でフリスビー遊びはするわ、ゴジラみたいに背びれを輝かせながら光線を発射するわ。監督これがやりたかっただけでしょ!!と言いたくなるような映像目白押しだったwまぁ、これがメイン監督の特権よねw

でも、ムーゴンの最後を見るにこれは監督と愛犬の思い出をそのままの光景なのかな。そう思うとしんみりしてしまうな。自分はペットを飼ったことがないけど、犬を飼ったことがある人ならぶっ刺さるんじゃないだろうか。

オムニバス形式

映画といえば長い時間をかけたボリュームの多い話を展開するのがお決まりだけど、今回は90分の中に3つのエピソードを収録したオムニバス形式。エンディングでアーク全25話が一挙紹介されてたけど、その中にも3つに分かれて入れられてたしね。

事前の情報で明かされてた要素がどうまとまっていくのか想像がつかなかったけど、そもそもまとめる必要が無いというか全く別物だったというね。

おかげで一つ一つの山場が短いスパンでやってくるからダレること無く見続ける事ができるのはよかった反面、一つ一つの深堀りが出来ないのは難しいところ。特に本作の目玉であるギルアークとレポ星人、レポディオスが割とあっさり終わってしまった感は否めない。ここはトレードオフなところかな。一方でオムニバス形式にしたことで「怪獣との共存」「等身大のアークの戦い」「シュウの過去」といった本編では描けなかった部分を無理なく描けたのも大きいか。

今日のシュウさん劇場版

第2の試練にてシュウさんのコーヒー大活躍は笑ってしまったwあの寄生植物はカフェインに弱いとかいうお誂え向きの設定よw見ている時に、かこつけて皆にコーヒー飲ませたいだけなんじゃないのwとか思ってしまった。

そしていくら寄生植物に対抗するためとはいえ、無駄にばらまかれるシュウさんの厳選されたコーヒー豆。その光景を見つめるシュウさんの悲しそうな顔よw

一方、第3の試練では打って変わってシリアス全開のシュウさん。本編でちらっと語られた命を落とした同僚の話がここに来て絡んでくるとは。

にしても・・・まさかシュウさんがギルアークに変身するとは。そしてギルアーク味方側なんかい!確かにギルアークとレポディオスを同時に出してもラスボス感が分散されて印象薄くなるんじゃないかと思ったけど、そうくるとはね。まだまだ想像力が足りなかったか。

全てが終わったあと、シュウは記憶がないけど夢を見た。って言ってたけど本当に記憶がないのか。それともユウマの正体を知ったから隠していたのか。最後に腕を怪我していたし、ここから本編の第22話に繋がっていくんだね。仮に覚えていたとしても柱の力で全部忘れてしまったのか。でもユウマはサスカルの事覚えてたみたいだし、柱の消滅で記憶は戻った?でも本編でギルアークの話題出ないし、ナカムラ先輩も黒いアークがいたような。って感じだったし、記憶が完全に戻ったのはユウマだけなんだろうか。わからん。

にしても、心の闇に囚われるし、レポ星人にユウマの大切なもの認定されてるし、ユウマからは泣きながらシュウさんを失いたくない!とか言われるし、変身解除したあと二人が倒れているシーンはアレだしで、やはりシュウさんがヒロインじゃないか!

今日の竹中さん

今回のゲストディグル星人サスカル。演じたのは竹中直人氏。

どうせコイツが黒幕なんでしょ。と思いきやそんなことはなくむしろユウマに力を貸してくれる側だったという。

そして安定の竹中直人ワールドw仮面ライダーの時も好き勝手やってたけど、今回も自由すぎたwでも、こうやっておふざけをしながらも得体のしれない、底が見えない感を出せるのは竹中さんの力よなぁ。サスカルの役どころが完璧にハマってたね。

レポディオス

今回の大ボス邪悪怪獣レポディオス。

PVでは劇場版怪獣の割にはゴテゴテした感じがなくて迫力にかけるなぁと思ったけど、いざ動いてみたらこの見た目でデアボリックやギルバリスに匹敵する全身武器怪獣だったという。しかもファンネル完備。

この見た目からフルバーストをしてくるとは。こんなの見せられたら好きになってしまうわwそれが故に尺の関係でアークとギルアークに割とあっさり倒されてしまったのは残念なところ。いつかもっと大暴れできる舞台を用意してほしいところ。

垣間見えた未来

ユウマの危機を救ってくれた謎の人物。その正体はなんと未来のユウマ。第3の試練が思ったより難しくなりすぎたということでサスカルに呼び出されたとのこと。今回サスカルに振り回されたユウマだけど、未来でも振り回されているようである。今回の映画はユウマの回想っぽい感じで進められていたけど、あのナレーションは未来のユウマだったのかな。

このユウマはゼ・ズーとの戦いを終えたあとのユウマだったようで、彼曰くサスカルの力がなければゼ・ズーは倒せなかった。とのこと。やはり最終回の後にルティオンの故郷でゼ・ズーとの対決があったみたいね。3ヶ月という短い時間で太陽の問題も解決できたのもサスカルの協力があったからなんだろうか。宇宙賢者の名は伊達じゃないってことね。

更にゼ・ズーとレポ星人の間に同盟が結ばれていたことも判明。ゼ・ズーゲートもレポ星人の協力があって用意されたものだったんだろうか。となるとレポ星人はウルトラマンアークの物語の全ての黒幕だったってことに?ゼ・ズーは見方を変えれば英雄になる存在だと思っていたけど、明確に他の星を侵略する意思を持つ宇宙人と手を組んで計画を強行したと考えると、こりゃ本国でも戦犯扱いやろなぁ。他の星を犠牲にするってだけでも反発されそうなのに邪悪なやつと手を組んでいたとなれば、反対意見も出るわな。

こんな感じで本編の裏側をしっかり補ってくれる劇場版。イイね。願わくばゼ・ズーとの決戦もどこかで映像化してほしい。

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