本日2022年9月28日15:00。
一つのオンラインゲームがサービスを終了しました。
ファンタジーアースゼロ
2006年から運営が始まり、約15年もの長きに渡って続いた国産オンラインゲーム。
50人対50人という大規模対人戦をウリとし、ただ殴り合うだけではなく領域の展開、自陣の構築など高い戦略性を併せ持った唯一無二のゲームでした。
故に、移住先がほんとに無いんですよね・・・。100人の大規模対戦といったらガンダムオンラインがありましたけど、あれは腕前と札束で殴り合うゲームですし、FEZの様な戦略性がない。そもそもFEZより後に生まれて先に逝きましたしね。
50人全員がリアルタイムストラテジーの駒となって、前線に行ったり裏方に回ったり、臨機応変に連携していく。そんなゲーム他に無いですからなぁ。
このゲームへの思い入れは動画にして語っているので詳しくはそちらを見ていただきたいのですが、私にネトゲの面白さ、動画撮影の面白さを教えてくれた作品でこの作品がなければ「ウルトラマン好きのINABA」としてYoutubeで動画活動をしている事もなかったと言えるゲームでした。
大袈裟なことを言うようですが、私にとっては大袈裟でもなんでもなく、今の私を形作り、私の人生を大きく変えたゲームであり、ファンタジーアースゼロの世界「メルファリア大陸」にいる「アフィリオ」と「‡朔夜‡」は私の半身であり、そういったゲーム、世界、キャラが無くなってしまうのは心にポッカリと穴が空いたような喪失感を覚えます。
・・・今見直すと中々にすごい名前だな・・・特に‡付いてるのは痛い。まぁ、学生時代に作ったキャラなんで・・・。
まぁ、私が本格的にやっていたのは2008年〜2010年で、一時復帰したのが2014年〜2015年なんで私がやっていた期間よりもいなくなった後の方が長いワケですが、そんな奴がサービス終了になって帰ってきて今更何を語ってんだって気もしますが、私にとってはいつでも帰ってこれる故郷のような場所だったんです。
私が遊んでいた頃から変わり映えせずマンネリ化が進んでいると言われていたFEZですがそれが逆にいつでも簡単に復帰できる。帰って来れるという安心感を生んでいると思っていました。故郷に帰ったら馴染みの定食屋が昔と変わらないメニューを出し続けてくれている的な。まぁ、久しぶりに入ってみたらアミュレットやらスペルやらリリスやらジャミングやらで戦場はかなり変わっていたわけですがw
そんなゲームが終わってしまったことはとても寂しく、とても悲しい気持ちでいっぱいですが、ここで作ったたくさんの思い出と共に今後もウルトラマン好きのINABAは動画を作って参ります。
ウルトラマンメビウスでサコミズ隊長は人間にとって思い出がないことは最も悲しいことだ。と言っていましたが、それならこのゲームで沢山の楽しい思い出を残せた自分はとても幸せなのだと思います。
SQUARE ENIX様、Gamepot様を初めファンタジーアースゼロ運営、開発に関わっていた皆様。素晴らしいゲームをありがとうございました!
まぁ、笛実装当初のアレやら大剣超強化のアレやら国王介入のアレやらはよ寝れやカスやら色々やらかした事は忘れてないけどな!それらも含めて良い思い出ということで。
以下愚痴混じりの戯言なので折りたたみ
サービス終了ってことで久々に入ってみて驚いたけど、戦場は大きく様変わりしていた。
別にリリスとかボルテックスとかアミュレットとかスペルとか、新要素の実装はそこまで問題じゃない。勉強して慣れればいいだけ。
一番驚いたのが戦場の変わりようだった。押し込んでいるのにオベを折らない、押されているのにオベを守らない。そんな所に置いたら守れないだろ。と言いたくなるほど前線に置かれるオベ。建築されないAT、誰も出ない召喚。前線も僻地もなく中央突撃するだけの歩兵たち。
FEZは歩兵戦をするゲームではない。領域を広げ、自軍の防衛線を展開し、時には強力な召喚獣の力を借りて、自軍の領域を維持するゲームなのだ。
とは言うが、私がそのFEZを遊んでいたのはもう10年以上前の事。7年前に復帰した時も既に兆しはあったが、FEZは何も考えずに歩兵戦をするだけのゲームになり果てていた。
いや、年月が過ぎ、プレイヤー層が変わり、時代が変われば求められるものも変わる。今のFEZに求められているものはこれであり、今のプレイヤーたちにとってはこれがFEZなのだろう。私のように領域だ、ATだ、召喚だ。などと言っているのはいつまでも価値観をアップデートできない老害なのだろう。それでも・・・。
ああ・・・私のFEZはとうの昔に終わっていたのだな・・・。